SORACOM Harvestでセンサーデータを可視化する(2)
6:Wio LTEに超音波測距センサーを取り付ける
Grove超音波測距センサーをWio LTEに取り付けます。接続先はWio LTEのD38です。ここまでの作業で、図4のようになっているか確認してください。
7:スケッチを作成する
センサーの取り付けが終わったらスケッチ(プログラム)を作成します。今回のスケッチは筆者が作成したスケッチを利用します。
※前回セットアップしたSeeed-Studio/Grove_Ultrasonic_Rangerライブラリが必要です。
- Arduino IDEを起動します。
- Arduino IDEメニューの[ツール]で「ボード: "Wio Tracker LTE"」と表示されていることを確認します。なっていなければ一覧から「"Wio Tracker LTE"」を選んでください。
- Arduino IDE メニューの[ファイル]>[新規ファイル]を選びます。すると、新しいウィンドウが開きます。
- ma2shita/grove-ultrasonic-ranger_soracom-harvest.inoの内容をArduino IDEの新しいウィンドウにコピーします。コピーすると図5のようになります。
- Wio LTEをPCに接続し、DFUモードにします。
- Arduino IDEで[スケッチ]>[マイコンボードに書き込む]を選びます。
以上で、超音波測距センサーで計測した距離を、Wio LTEを用いてSORACOM Harvestに送信するプログラムの書き込みが完了しました。
8:動作確認をする
実はまだSORACOM側の設定が終わっていません。ですが、まずはこの段階でWio LTEに書き込んだプログラムが動作するかチェックしてみます。
Wio LTEのRSTボタンを押して通常モードにしてみましょう。Windowsでは「TeraTerm」、macOSでは「ArduinoIDEのシリアルモニタ」を使うことで、動作状況が確認できます。
図6の通りReceive:400 No group ...と表示されていれば、センサーや通信回線は正常に動いています。正常に動いていることが確認できたら、一度Wio LTEの電源をOFF(microUSBケーブルを抜く)にしましょう。
9:SORACOM Harvestの設定を行う
Wio LTEが正常に動いていることが確認できたら、最後にSORACOM Harvestの設定を行います。
SORACOM コンソールで左上の[Menu]>[SIM グループ]を選択します。
[追加]で、SIMグループを作成します。グループ名は任意で構いませんが、今回はharvestとしました。
先ほど作成したSIMグループをクリックし、SORACOM Harvestの設定をONにして保存をクリックします。
ここからはWio LTEに挿しているSIMを、SORACOM Harvestが有効なグループに所属させる操作です。
まず、SORACOM コンソールで左上の[Menu]>[SIM 管理]を選択します。
Wio LTEに取り付けているSIMにチェックを入れてから、[操作]>[所属グループ変更]を選択します。
新しい所属グループを先ほど作成したグループに変更し、[グループ変更]をクリックします。
以上で、Wio LTEに差し込んだSIMから送信されたデータはSORACOM Harvestで可視化される設定になりました。
10:動作確認をする
Wio LTEの電源をON(通常モード)で起動して動作確認をしてみましょう。TeraTermもしくはArduinoIDEのシリアルモニタを使用します。
先ほどとは異なり、Receive:201と表示されるようになれば、SORACOM Harvestへデータが送信されたことになります。先ほどの400や今回の201はHTTPコードに対応しています。
SORACOM Harvestでデータを見てみましょう。SORACOM コンソールで左上の[Menu]>[SIM 管理]を選択します。
Wio LTEに取り付けているSIMにチェックを付けてから、[操作]>[データを確認]を選択します。
すると図21のようにグラフと共に送信されたデータが確認できます。
手順にすると長くなりますが、慣れてくると10分程度でデータの可視化を行うことができるようになります。Grove IoT スターターキット for SORACOMにある他のセンサーも同様の手順で可視化できるので、「IoT開発の初期段階における課題」の解決に利用してもらえればと思います。
注意点
本章ではSORACOM Harvestを利用しました。SORACOM Air SIM の費用の他、SORACOM Harvestの費用が必要となります。各サービスの料金表をご確認のうえ、かかる費用についてご留意ください。
