常に最新作が最高傑作!
是澤:では「コードを書いて出した一番の成果」を教えてください。
増井:僕の場合は、先ほど話したPukiWikiの黎明期に関わったのは成果だと思っています。僕自身が書いたコードの量は少なかったですが、得られたものは本当にたくさんあった。レバレッジが効いたという意味で、意義の大きいプロジェクトでした。
村田:僕は、所属している企業のなかで目標を達成することが何よりも重要だと思っています。そういった意味で、今のところコードを書いて出した一番の成果は、クックパッド時代にやったテスト並列化ですかね。
名村:僕は、何かのサービスを作るたびに「今回が最高傑作だ」と思っています。前職のサイバーエージェントで最後に担当した「AbemaTV」は、アーキテクチャなども含めて今まで開発したもののなかではベストだと考えていて。だから、メルカリで今やっているサービスは、より良いものにしたいです。
だから、1年前に自分が書いたコードは恥ずかしくて見返せません。僕は前職でアメーバピグの開発をしていた時期があったのですが、知り合いのサイバーエージェントのエンジニアから「アメーバピグで名村さんが書いたコードを参考にしています」と言われても「いやいや、参考にしないでください」と答えてしまいます(笑)。
積み重ねてきたものには大きな価値がある
是澤:最後に一人ずつ、テックリードやリードエンジニアとしての生存戦略のヒントを話してもらいたいと思います。
村田:僕から伝えたいことはすごくシンプルです。毎日コードを書いて、毎日コードを読むことが重要だと思います。それをやってください。以上です。
名村:僕が普段心がけていることは「仕事で求められていることの120%を返す」です。それが当たり前にできて誰かに付加価値を与えられる人が結果として生き残り、求められるエンジニアになると感じています。
増井:僕は自分で決めているルールがあります。年に1つは会社としてではなく、個人でプロダクトを開発してリリースすることと、1回は英語で講演することです。それをここ数年間ずっと守っています。
会社のプロダクトはどうしても会社に属するものなので、個人の自由にはなりません。だから、自分でコントロールできるもの、自分が作ったと言えるものの割合を、ぜひ増やしていってください。
さらに言うと、長い時間をかけて積み重ねてきたものには大きな価値があって、他の人はすぐには追いつけません。だからこそ、コツコツ毎日何かを継続していくことが大事です。生存戦略という意味では、積み重ねられる何かを自分なりに見つけていくのがいいと思います。
是澤:とても参考になります。みなさん、どうもありがとうございました!
