livedoorは、同社の認証システムを外部Webサービス向けに公開した。
livedoorは19日、同社の認証システムを外部Webサービス向けに公開した。サービス名は「livedoor Auth」。Web APIとして無償で提供される。
livedoorでは、ユーザーアカウント(livedoor ID)を使ったログインによる認証システムを構築しており、そのユーザー数は630万(2007年4月現在)にのぼる。今回提供されるlivedoor Authは、この認証システムをlivedoorとは関係のない、外部のアプリケーションに提供するものだ。
具体的には以下の手順で認証システムが実現される。
- 外部サービスは指定されたパラメータをつけたWebページを作成し、livedoorのログインページへユーザを遷移させる。
- livedoorログインページに来たユーザーは、livedoor IDを使い、ログインする。
- 外部サービスにリダイレクトされる(初回は確認メッセージが表示される)。
- 外部サービスは認証されたユーザーに対してサービスを提供することができる。
このWeb APIを利用することでサービス構築者は次のようなメリットを得られるという。
- 認証システムをlivedoorに一任することができるため、構築する必要がない。
- 面倒なユーザー、パスワード管理が不要。
- 構築したサービスのログインにはlivedoor IDを使う。そのため、すでにlivedoor IDを持つ630万ユーザーにとっては、新規ユーザーIDを取得することなく、構築されたサービスを利用できる。
またlivedoorでは、livedoor Authの公開にあわせ、プログラミングを容易にするためのライブラリをオープンソースで公開した。Perl用のライブラリ、WebアプリケーションフレームワークCatalyst用のプラグインがCPANにて公開されている。
livedoor
livedoor Auth
CPAN
WebService-Livedoor-Auth
Catalyst-Plugin-Authentication-Credential-Livedoor
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