Python拡張機能の2020年10月リリースは、デバッガ「debugpy 1.0」が収録されるとともに、14の問題に対処している。
debugpyは、コードのバグ、エラー、予期しない動作の予防や発見に役立つ、さまざまな機能を備えており、デバッグ時にDjangoやFlaskアプリといったWebアプリケーションのライブリロードもサポートしている。
ローカルでのデバッグでは、debugpyとPython拡張機能を使用することで、ローカルで実行されているプロセスのリストを取得し、debugpyをアタッチするプロセスを簡単に選択可能なほか、プロセスIDがわかっている場合は、launch.jsonファイルの“Attach using Process Id”に直接追加できる。
さらに、リモート開発拡張機能を使って、Dockerコンテナやリモートマシンといったリモート環境(WSL含む)でのアプリケーションのデバッグにも対応している。また、リモートマシンで実行されているdebugpyサーバに接続するようデバッガを構成することも可能で、debugpyサーバがリッスンしているホスト名とポート番号を指定するだけで利用できる。
そのほか、インタラクティブウィンドウからのエクスポートに関する修正など、いくつかの問題が修正されている。