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コンサルタントからデザイナーに抜擢 「モチベーションクラウド」杉江さんが意識する時間軸と空間軸とは

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 2000年に創業し、組織人事コンサルティングの領域でさまざまな組織や人事の課題を解決してきたリンクアンドモチベーション。コンサルティングのみならず、組織開発のためのクラウドサービスの開発・提供も行っている。そのうちのひとつ、「モチベーションクラウド」と呼ばれる国内初の組織改善クラウドで、社内初のインハウスデザイナーとして活躍しているのが杉江美祥さん。新卒で入社し、コンサルタントとしてお客さまの組織変革のサポートに4年間従事したのち、未経験ながらデザイナーに抜擢された人物だ。そんな杉江さんは日々、なにを意識しながらBtoBのプロダクト開発に向き合っているのか。「時間軸」と「空間軸」をキーワードに、その思考の一端をのぞいてみたい。

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必要なのはUIの技術だけではない 未経験のデザイナーとして求められたこととは

――まずは、杉江さんのご経歴から教えていただけますか?

人の心に興味があり、大学では、人の関係や集団における人の心理について扱う社会心理学を学んでいました。就職活動をしていた当時、リンクアンドモチベーションという会社も知らず、メーカーやコンサルの中でも戦略コンサルと呼ばれる分野の会社の検討はしたのですが、リンクアンドモチベーションが掲げている「人の心×コンサルの課題解決」という領域にとても興味が湧きました。

現在の会社が行っている事業への興味ももちろんなのですが、働くことがもっと楽しくなればいいなと日頃から感じていたので、就職活動のときは「働くのが苦役にならず、月曜日が楽しみな社会人を増やしたい」という思いを志望動機として伝えていました。それを実現するための取り組みができるかつ、本気でそういった世界を作りたいと思っている人たちと仕事ができる点に惹かれ、当社への入社を決めました。

入社して2年間は、新入社員即戦力化のための研修プログラムの設計や運営などの組織支援に携わりました。その後、組織人事領域のコンサルタントとして2年間、中小ベンチャー企業さま向けに、新卒採用や企業理念の策定、浸透といった領域でコンサルティングに従事したのち、2019年からモチベーションクラウドシリーズのUI/UXのデザインを担当しています。

――コンサルタントからデザイナーへと職種が変わりましたが、杉江さんから希望を出されたのですか?それとも、会社から打診があったのでしょうか。

後者が近いと思いますが、気持ちとしては半々です。いままでデザインは外部の開発パートナーさんに協力してもらっていましたが、プロダクトの拡大につれ、会社がインハウスデザイナーのチームを作りたいというフェーズに入りました。また、モチベーションクラウドは組織変革のためのプロダクトなので、ビジネスの課題解決やそれに対する知見があるメンバーがデザインを担うことで、プロダクトが成長するスピードも高まるのではないか――。そんな考えのもと、打診をもらいました。

株式会社リンクアンドモチベーション UI/UXデザイナー 杉江美祥さん
株式会社リンクアンドモチベーション UI/UXデザイナー 杉江美祥さん

ただ、デザインを学んだことも触れたこともなかったので、入社時はまさかデザイナーになるとは思っていなかったですし、正直、デザイナーはとてもクリエイティブな人たちのおしゃれな仕事、という程度のイメージでした。そのため、打診をもらったときは、とても驚きましたね。もちろん自分にできるのか不安もありましたが、その点は会社がサポートしてくれました。まずはオンライン講座の受講などを通じて、ベースとなるツールの使いかたやデザイナーの思想、なにを大切にすべきかなどを半年ほどインプットしたのち、モチベーションクラウドの開発チームに加わりました。

現在は、プロダクトマネージャー(以下、PdM)と一緒に要件設計を行ったり、画面のUI設計を担当することもあります。モチベーションクラウドには、デザインの開発パートナーさんが2名いるので、UXやUIについては相談させてもらいながら進めています。

10年近くデザインに携わっていらっしゃる方もいる中で、UIを作るスキルですぐに勝つことは当然難しい。まずは、プロダクトとしてなにを実現したいのかを理解し、開発チームのメンバーに結節すること。そういった部分に、期待があったのではないかと思っています。

この記事の続きは、「CreatorZine」に掲載しています。 こちらよりご覧ください。

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https://codezine.jp/article/detail/13492 2021/01/18 08:00

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