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【デブサミ2021】セッションレポート(AD)

エンジニアとしての夢や目標を達成するには? Fleekdriveの多彩なエンジニアたちが大切にしていること【デブサミ2021】

【19E5】エンジニアのキャリアのつかみかた

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 独自クラウドサービスの開発・提供を手掛けるFleekdrive。同社で働く現役エンジニア4人が登壇し、多様なバックグラウンドを持ちながらそれぞれが考える「エンジニアとしてのキャリア観」や「将来目指すキャリア像」「エンジニアとしての生き様」などをテーマに座談会形式で語り合った。

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左から、株式会社Fleekdrive 人事 下平美絵氏(進行役)、
左から、株式会社Fleekdrive 下平美絵氏(進行役)、後藤修斗氏、吉沢大輔氏、ブロイ・クリスチャン氏、渡辺菜央氏

多様なバックグラウンドを持つエンジニアが集結するFleekdrive

 Fleekdriveは2019年に設立されたITベンチャー企業で、社員数はまだ30人強の小さな規模ながら、同社が開発・提供する法人向けクラウドストレージサービス「Fleekdrive」は既に数多くのユーザーを獲得している。また同じく同社が開発・提供するクラウド帳票サービス「Fleekform」も、その使い勝手のよさから現在ユーザー数を伸ばしている。

 そんな同社では、現在多種多様な出自のエンジニアが日々サービスの開発・運用に携わっている。現在、インフラの構築・運用業務を担当している後藤修斗氏も、そんなエンジニアの1人。インフラエンジニアとして同社のサービスが稼働するクラウドインフラの構築・運用を手掛ける同氏も、Fleekdriveに入社する前はアプリケーション開発が主な仕事だったという。

 「自動車系の会社でアプリケーションの開発や保守、運用を担当していましたが、ひょんなことからMicrosoft AzureのクラウドサービスやB2C系アプリケーションに触れる機会があり、『自分もぜひこんなクラウドアプリケーションの開発に携わってみたい!』と思い立あってFleekdriveへの転職を決断しました」

 現在はインフラを担当しているものの、アプリケーション開発の経験を生かして今後は運用を自動化するスクリプトを開発するなど、ソフトウェア駆動によるインフラの自動運用に積極的にチャレンジしていきたいと同氏は意気込みを語る。

 「Fleekdriveは自社でサービスを開発・運用していますから、新たな取り組みを提案する際も話を通しやすいと感じます。これが大きなプロジェクトや請負型の仕事になると、組織の壁を越えて話を通さなくてはなりませんから、一気にハードルが高くなってしまいます」

 一方、少し変わり種のキャリアを持っているのが、新サービスの開発やPCIDSS取得の取りまとめを担当している渡辺菜央氏だ。同氏はもともと銀行でITとはまったく無縁の仕事をしており、その後Fleekdriveに転職し、まったく予備知識ゼロの状態からエンジニアとしてのスキルを身に付けていった。IT経験がないというハンデを乗り越えるために、短期間のうちに基本情報技術者試験と応用情報技術者試験を独学でパスし、現在はデータベーススペシャリスト試験の合格を目指して勉強を続けているところだという。

 「まだまだエンジニアとしてのスキルや経験が足りないので、明確なキャリアを描ける段階にまでは至っていないのですが、将来的には自分の手で一からアプリや作品を作ってみたいですね。特にゲーム開発は楽しそうなので、ぜひチャレンジしてみたいと考えています。どんな仕事も、やはり自分が楽しみながらできることが大切だと思いますので」

製品・サービスを一から自分たちで企画・開発する面白さ

 多彩なバックグラウンドを持つエンジニアがともに働くFleekdriveの開発現場では、外国人エンジニアも活躍している。ドイツ人のブロイ・クリスチャン氏は、ティーンエージャーのころから日本の文化や生活に惹かれていたという。

 「15歳のころ、日本に住むドイツ人のPodcastを聞いたことがきっかけで、日本に対する興味が一気に高まりました。その後、大学時代に交換留学生として日本で実際に住んでみたところ、ますます日本が好きになって、結局大学を卒業して早々にまた日本に戻ってきました(笑)」

 当初は自動車系の会社でソフトウェア開発業務に携わっていた同氏だったが、仕事に慣れるにつれ徐々に自身のエンジニアとしてのキャリアや成長について考えるようになったという。

 「その会社は規模が大きく、開発業務も大人数のチームでルールをきちんと守りながら進めていくスタイルでした。この仕事自体もやりがいはあったのですが、もっと小規模なチームで、自身で広い裁量を持って働き、自由なスタイルで開発してみたいという気持ちが芽生えて、Fleekdriveへの転職を決意しました」

 現在はFleekdriveのサービスとMicrosoft Officeアプリケーションとの連携機能の開発を担当しつつ、将来的にはチームリーダーとしての能力をさらに高め、チームメンバーのポテンシャルをより引き出せるようになりたいと同氏は語る。そしてそのためには、「絶えず自身を高めていかなくてはならない」と力説する。

 一方、一度は開発現場の仕事から上流コンサルに転身したあと、再び開発の現場に自らの意思で戻ってきたのが、Fleekdriveのサービス本体の開発を担当する吉沢大輔氏だ。IT業界において複数の会社でさまざまな経験を積んできた同氏がFleekdriveに入社した最大の理由は、「自社サービスを開発する会社だった」点にあったという。

 「それまで携わってきた開発やコンサルの仕事は、どれもお客さまのニーズに応えるためにモノやサービスを提供するものでした。しかしFleekdriveは自社サービスを提供する会社ですから、市場でどんな製品・サービスが求められているのか自ら世の中のニーズを発掘したり、マーケティング活動を行ったりといった経験ができる点がとても魅力的でした」

エンジニアとしての夢や目標を達成するには「情熱」「ゴール設定」が大事

 なお吉沢氏は、Fleekdriveに限らず現在IT業界で働くエンジニアの多くは、「自分が作ったものを世に出して広く知らしめたいという夢や野心を抱いたことがあるのでは?」と述べる。そんな夢を実現する上で、ITエンジニアという職業は「現在最も適しているかもしれない」と同氏は言う。

 「スキルとやる気、そして時間さえあれば、あとはPCやインターネットといった道具は簡単に揃えられますから、作りたいものを作って世に出すこと自体はそんなに難しいことはないと思います」

 またクリスチャン氏も、「現在ITエンジニアは需要が高く、仕事に困ることはありませんし、会社で仕事をしながらスキルを磨いていくことができますから、仕事をしながら個人的な夢を実現するためのスキルを磨くことができる、いわば“一石二鳥”のお得な仕事だと思います」と述べる。

 一方で吉沢氏は、ITエンジニアは個人としての夢を追うだけでなく、同時に社会的な責務を負っていることを忘れてはならないと指摘する。

 「やはりエンジニアは、自分たちが持っている技術で世の中を発展させるという使命を帯びていると思います。従って、社会的な責務や世の中のニーズなどを常に考慮しながら仕事をする必要があるでしょう。とはいえ、そうした考え一辺倒だと、今度はエンジニアとしての楽しみがなくなってしまいます。この両方のバランスをうまく取りながら夢や社会貢献に向けて開発の仕事を続けていくためには、最終的には“情熱”や“モチベーション”が大事になってくるのだろうと考えています」

 クリスチャン氏も同様に、「『将来こうなりたい』『こんなことを実現させたい』というゴールを明確に設定し、それに向かって少しずつ近づいていることを日々実感できるような環境に身を置くことで、さまざまな困難や課題を乗り越えながらエンジニアとしてステップアップしていけるのではないでしょうか」と述べる。

 最後に吉沢氏は、自身があくまでも開発の仕事にこだわる理由について次のように語った。

 「設計や開発をしていると、ついつい時間を忘れて没頭してしまいますが、『何がそんなに面白いのだろう?』と考えてみると、やっぱり自身が作ったものを『どうやったらもっと使ってもらえるか?』『どうすればもっと使いやすくなるか?』を考えるのが好きなんですね。やっぱり自分が作ったものが広く使われるとうれしいですし、その結果世の中の役にも立てればこれほどエンジニア冥利に尽きることはありません。そんな仕事ができるエンジニアをぜひ目指したいですね」

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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