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自分自身で課題を解決するDX事例紹介

作図って大変? AWSシステム構成図生成アプリで作図作業を効率化しよう

自分自身で課題を解決するDX事例紹介 第7回

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 本連載では、DX(デジタルトランスフォーメーション)、その中でも特に業務効率化をテーマに、プロトアウトスタジオの生徒や関係者が日々の生活や業務で発生している課題を見直し、技術を活用しながら解決していく方法をご紹介していきます。第7回となる本記事は、作図作業を効率化すべく作成した「AWSシステム構成図生成アプリ」(以後、図生成アプリ)を紹介します。

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面倒な作図の作業を楽にしたい

 こんにちは、プロトアウトスタジオ卒業生の周防(スオウ)です。普段はクラウドサービスAWSを使いインフラの設計/構築などをしているインフラエンジニアです。

 突然ですが、IT業界では図をかく仕事があることをご存じでしょうか。自社サービスの魅力を分かりやすく伝えるために図をかくことがあります。また、システムのネットワークや構成を関係者と共有するために構成図を作成します。

 この作図作業は、時に多くの時間を費やす大変な仕事になることがあります。そこで今回は、効率的に図をかくために作成した図生成アプリを紹介します。

図1:図生成アプリで作ったAWS構成図
図1:図生成アプリで作ったAWS構成図

対象読者

  • 業務で構成図をかくエンジニア
  • 特にAWSの構成図をかくエンジニア

作図は大変

図2:頑張るSEさん
図2:頑張るSEさん

 図生成アプリを紹介する前に、作図がどのように大変な作業なのかを説明します。前述しましたが、作図は非常に時間がかかります。時間をかけて作成した図にミスがあったり、システムに変更があったりすると、図の修正が必要になります。図の修正は、さらに時間がかかることがあります。

 “図の修正に時間がかかる”とはどういうことなのか、PowerPointで作図したAWSの構成図を例に説明します。以下図の左にある構成図に、EC2(仮想サーバー)を追加するという修正を行う場合、他の図形も修正が必要になります。

図3:構成図の修正はバランス調整も必要
図3:構成図の修正はバランス調整も必要

 つまり構成図の修正とは全体のバランスを見直す作業が増えるため、時間がかかります。このバランス調整は、構成図が複雑になるほど大変になります。

 さらに大変なことは、余白のないところへの図の追加です。PowerPointで図をかく場合、スライドサイズに収める必要があります。図4のように、スライドサイズいっぱいに図をかいた状態からの修正は、バランス調整だけでなく、余白を作るため図を縮小する必要があります。また、図5のように図を縮小することでフォントサイズの変更も必要になってきます。

図4:余白がないところへの図の追加
図4:余白がないところへの図の追加
図5:図を縮小してもフォントサイズは縮小しない
図5:図を縮小してもフォントサイズは縮小しない

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この記事の著者

周防 壮史(スオウ タケフミ)

 クラウドサービスAWSを使いインフラの設計/構築などをするインフラエンジニア。アイディアを形にしたくなり、プロトタイピング専門スクール「プロトアウトスタジオ」の2期生として入学する。卒業後も個人開発を進めアウトプットを続けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/14516 2021/08/02 11:00

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