「Rust 1.54.0」では、属性内で関数形式マクロを呼び出せるようになっており、他のファイルのドキュメントをRustのドキュメントコメントに含める、といった使い方が可能になっている。
また、wasm32における組み込み関数の多くが安定化し、WebAssemblyのSIMD命令にアクセスできるようになったほか、バージョン1.52.1で無効化されたインクリメンタルコンパイルが、再びデフォルトで有効になった。
そのほか、いくつかのAPIが安定化するとともに、rustfmtにおいてネストされたアウトオブラインモジュールを適切にフォーマットするようになるなどの機能追加・改善が行われている。