米Microsoftは、プログラミング言語「TypeScript 4.4」のリリース候補版(RC)を、8月12日(現地時間)に公開した。以降、重大なバグ修正を除いて、変更は行われない見込みとなっている。
「TypeScript 4.4」では、エイリアス条件と判別式の制御フロー分析が変更され、typeofチェックだけでなく、さまざまな種類のタイプガード条件が保持されるようになるとともに、判別式を抽出できるようになり、元のオブジェクトの絞り込みが可能になった。
また、symbolsおよびテンプレート文字列パターンのインデックス署名が許可されるようになったほか、--useUnknownInCatchVariablesフラグによってcatchのデフォルトの型がanyからunknownへ変更されるとともに、オプションのプロパティ型が記述されたとおりに正確に解釈されることを指定する新たなフラグ--exactOptionalPropertyTypesが追加されるなど、数多くの機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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