実験の実施
作成した実験テンプレートを選択し、「実験を開始」ボタンをクリックすると、実験が開始されます。しかし、停止条件として指定したCloudWatchアラームが出ている状態だと実験を開始することができません。実験をする前提を満たしていないということを伝えてくれており、誤った実験を防ぐ効果がありそうです。

CloudWatchアラームが発生していない状態であれば、実験を開始できます。
実験が完了すると、 結果の詳細を確認することもできます。今回は2つのアクションしかないため、シンプルな表示となっていますが、多数のアクションを含む実験の場合は、詳細な実行時間などが確認でき、実験結果の把握に役立つかと思います(「実験管理の負荷」観点のポイント)。

今回の場合、実施開始直後にFISによりEC2が1台停止され、その後Auto Scaling Groupによって、1台のEC2が新規作成されます。実験の期間である30分間で、CloudWatch synthetic monitoringでアラームは発生しなかったため、正常に実験が終了しました。


まとめ
この回では、FISによるEC2に対するカオスの挿入の方法を具体的に説明してきました。シンプルなシステムを例にして、FISがどのように安全なカオスエンジニアリングを実践できるようにしているかもご紹介できたかと思います。
次回予告
次回はAzure Chaos StudioによるVirtual Machineに対するカオス挿入の方法を紹介します。今回紹介したFISとはどのような違いがあるでしょうか? ご期待ください!
