米Microsoftは、コードエディタ「Visual Studio Code」の2022年10月版(バージョン1.73)を11月2日(現地時間)に公開した。Visual Studio Codeは、MITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
Visual Studio Codeは、月に1回バージョンアップを公開しており、今回のバージョンアップは2022年10月分のバージョンアップとなる。今回のバージョンアップではまず、「検索」サイドバーに改良が加わった。検索結果を表示するツリービューが現れたとき、任意のフォルダー上で右クリックしてメニューを表示させると、指定したフォルダーを検索対象に指定したり、検索対象から外すことができるようになった。
コマンドセンターでは、ドロップダウンリストを表示させたときに、よく使用するコマンド6項目を表示するようになった。そのうち3つには、キーボード・ショートカットを示すアイコンが付く。そして、「表示」メニューの項目を整理して、サイドバーの配置などGUIに関する項目を「外観」メニュー以下にまとめた。
マージエディターにも改良が加わった。現時点のコードと修正候補のコードを並べて表示し、異なる部分をハイライト表示しているときに、双方からコード片を取り込む操作が容易になった。また、現在のコードと修正候補のコードを表示するとき、それぞれの違いがより目立つように表示するようになった。
マークダウンファイルの編集機能にも新機能が加わった。編集中のファイル内で画像ファイルを指定しているときに、そのファイルの名称やパスが変わってしまったときに、編集中のマークダウンファイルの記述内容を自動的に編集して、変更後の名称やパスに合わせる機能が利用できるようになった。また、ファイル中で画像ファイルを指定する際に、「ファイルを開く」ダイアログを表示し、ユーザーがファイルを選択したら、そのファイルを参照するように編集中のマークダウンファイルに記述を加えるようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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