Datadogは、同社の「コンテナの実態調査」第4版を12月1日に発表した。本調査はDatadogの顧客が運用しているコンテナの使用データに基づいて、コンテナエコシステムの状況を把握する目的で作成された。
Datadogの調査によると、エンジニアリングチーム間でのコンテナ利用は増加傾向にあり、コンテナの管理とデプロイにおいては50%近くの組織がKubernetesを使用していることが分かった。
また、コンテナとともに利用が増加している技術が、主要なクラウドプロバイダーが提供するサーバレス・コンテナ。この技術は、2020年にはコンテナ顧客の21%が利用していたが、2022年には36%までに増加している。
本調査では、オーケストレーションツール、パブリッククラウドで管理されるコンテナ技術、およびサービスメッシュの普及により、セキュリティとコンプライアンスに関する潜在的な課題が生じていることも明らかになってる。また、コンテナ顧客の50%がサポートされていないバージョンのKubernetesを使用し、30%以上が潜在的な脆弱性があるサポート対象外の古いバージョンのコンテナを稼働していることも示されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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