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自分のやりたいことを突き詰める、U30エンジニアが新しいキャリアの磨き方を語る

【B-9】U30エンジニアが語る!私たちがブレーキを踏まない理由

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自分がやりたいことに向かう、U30エンジニアのキャリアの磨き方

 黒須氏は早速「Q1、エンジニアのキャリアの磨き方」という問いを3名に提示する。黒須氏は「今やエンジニアのキャリアは、組織や会社が与えてくれるものではなく、自ら道筋を見つけて磨いていくという風潮に変わってきています」と述べ、3名にどうキャリアを見つけてきて、これからどう磨こうと思っているのか聞いた。

 現在3社目の竹内氏が口火を切った。竹内氏は、薬科大学卒業後、新卒で東証一部上場の企業にエンジニアとして入社、その後ヘルスケアのベンチャー企業で開発を経て、今は薬局、薬剤師の知見を生かせるオンライン薬局のスタートアップであるPharmaXで開発業務を行っている。

 竹内氏は「学生時代から趣味でプログラミングをやっていたのですが、プログラミングはもちろん楽しく、こうした技術とヘルスケアを掛け合わせたヘルステック領域なら、自分の力を発揮でき社会貢献につながる、そこが一番自分の価値を発揮できる場所なんじゃないかと思って、薬剤師の知見を生かしたエンジニアを目指すことを決意しました」(竹内氏)。

 黒須氏からは、転職は心のハードルも高いので大変ではと問われると、竹内氏は、一般には3年は務めるという話は聞くが「自分がやりたいことに近い選択肢が転職ならば、私自身としては転職も一つの道と考えています」と加えた。

 続いて黒須氏は岡本氏に「大日本印刷へは最初からエンジニアとして入社されたのですか」と尋ねた。岡本氏は、技術職採用として入社し、配属前の職場体験でCCoEグループに好印象を持ち、希望したという。

 岡本氏は「私は、業務もですが人間関係を大事にしたいので、職場体験でCCoEの人の雰囲気が気に入って希望しました。思った通り上長がかなり良くしてくださって、Jagu’e’rのコミュニティ活動などいろいろな活動に協力してくれます。本当に上長には恵まれました」と語る。

 さらに岡本氏は、外部コミュニティに参画することは、自分にとって大事だとし「転職せずに同じ会社にいると、やがて会社に沿った考えになりがちです。そんなとき外部のコミュニティと会話すると、会社発想とは無縁の話ができ、忘れがちな思いに気づけます。これはとても大事にしています」と述べた。

大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 ICTセンターSPF開発本部 DX基盤開発部 CCoEグループ 岡本 奈名氏のプロフィール
大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部 ICTセンター システムプラットフォーム開発本部 DX基盤開発部 CCoEグループ 岡本奈名氏のプロフィール

 木村氏は、新卒時はSIerに総合職として入社。大学は文系だったので、エンジニアか、営業か、コーポレート職かという選択があったが、エンジニアになりたい気持ちがありその道を進むことに。やがてクラウド技術と衝撃的な出会いをする。これは面白いと魅力に取りつかれ、クラウドを中心にキャリアを築いていこうと決断した。

 木村氏は「そうしたら、同じ会社に居続ける必要はないんじゃないか、自分のやりたいことは外にもあるんじゃないかと気付き、今のDatadog Japanに移動しました」と述べた。

 そして一心不乱に向かった先が今の場所と語り、現在4大クラウド制覇のため資格取得にチャレンジしている。

 木村氏は、自身が文系出身のため、IT技術に疎い方に向けて、ITの技術の良さや自分が扱う製品の良さなどを伝えていきたいと述べた。

PharmaX株式会社 開発BI部門 エンジニア/薬剤師 竹内 謙太氏のプロフィール
PharmaX株式会社 開発BI部門 エンジニア/薬剤師 竹内 謙太氏のプロフィール

「周りのU30エンジニアと私」、自分は他と何が違う?!

 次は「周りのU30エンジニアと私」として、黒須氏は自分と周りのエンジニアとの違いは何と感じるか、自分の強み弱みも含め聞きたいと伝えた。

 木村氏は、所属の企業にとらわれないという考えを示した。会社に所属すると、社内において自分は何ができるかとか、会社の仕事に対して自分がどうすべきかと考えがちだ。木村氏は「ただ自分は、クラウドが面白い、楽しいっていう気持ちが真ん中にあったので、そこで自分が実現できることに目を向けています」とコメントした。

 竹内氏は、自身が薬剤師からエンジニアになったように「ブレーキを踏まない、自分のやりたいことに突き進む気持ちや実行力が他の方とは違う」と語った。ただブレーキを踏まないと、ぶつかったり失敗したりすることは多々ある。そんな時でも応援やサポートをしてくれる人がいるとし、「助けられながら、アクセルを踏み続ける」との考えを示した。

 岡本氏は「仕事をしていると嫌なことはあります。そんなとき私が他の方と違うと思うのは、そういうネガティブなことに思考を奪われないように意識することかなと思います」と述べ、実際に嫌なことをやらなければならないときは、嫌だと思うことを考えないようにしている。黒須氏は「物理的な自分は奪われるけども心は奪われない。手は動いているから文句は言われない。分離されているということですね」として素晴らしい方法と感想を述べた。

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「U30をマネジメントしているシニアな方へ」と上司への期待を聞く

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務やWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業。編集プロダクション業務においては、IT・HR関連の事例取材に加え、英語での海外スタートアップ取材などを手がける。独自開発のAI文字起こし・...

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