SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

4年ぶりのリアル開催!デベロッパーに伝えたい「AWS Summit Tokyo」の魅力(AD)

AWSの最先端を体感!AWS Summit Tokyo 2023をデベロッパー目線で振り返る

4年ぶりのリアル開催!デベロッパーに伝えたい「AWS Summit Tokyo」の魅力 第3回

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 4年ぶりにリアル開催が実現したAWS Summit Tokyo 2023。幕張メッセの広い会場を使い、2日間で150を超えるセッション、180もの展示、DeepRacerリーグやGame Dayなどの特別イベントが催された。会場内は各エリアを分断する壁は作らず、一体感のある会場となっていた。展示とセッションのハイライトを紹介する。

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

賑わいをみせたスタートアップや業界別のソリューション展示

 AWS Summit Tokyo 2023は幕張メッセ 国際展示場で開催された。広い展示ホールにセッションから展示まで、全ての要素が“デプロイ”されていた。展示ホール周辺をセッション会場が囲み、中央に各種の展示ブースが効率良く配置されていた。

AWS Summit Tokyo会場
AWS Summit Tokyo会場

 会場を歩き回った順に、ざっと展示を紹介しよう。一般入場者の入口からエレベーターを降りると、まず目に入ってくるのがAWS Startupsエリア。ここには未来のホームやオフィスに関した展示ブースが並んでいる。例えばmui Labではアレクサと連携する「muiボード」を展示していた。木製で温かみがあるボードに、照明の調節やメッセージのやりとりなどのスマートホーム機能を搭載している。

 そのすぐそばには「Ask an Expert / Ask the Speaker」があった。横一面、大きなホワイトボードがあり、その前で何人ものエキスパートと参加者が図を描きながら熱い質疑応答を繰り広げていた。

 「AWSをはじめよう!クラウド導入支援コーナー」を過ぎた先に見えるのは、AWSの業界別ソリューションのエリア。製造業向けIoTソリューションでは、振動を検知する数センチほどのセンサーが展示されていた。このセンサー(Amazon Monitron)は何らかのモーターやポンプなどの装置に取り付け、振動と温度の変化を元に装置の異常を検知し、点検作業や停止時間を減らすことに役立てる。

振動を検知するセンサー(Monitron)の展示
振動を検知するセンサー(Amazon Monitron)のデモ展示

また、工場向けには、各種生産設備から収集したデータをクラウドに集約し、稼働状況を可視化してダッシュボードに表示するシステムのデモやシステム構成図が展示されていた。

工場の生産設備の稼働状況を可視化するシステムのデモ
工場の生産設備の稼働状況を可視化するシステムのデモ

 自動車業界向け(AWS for Automotive)のブースでは、顧客支援に役立つシステムなどが展示されていた。例えば自動車オーナー向けアプリだと、電気自動車のバッテリーはじめ各種部品の状態が可視化されていて、タイヤなど交換が必要なものはAmazon Garageから購入することも可能だ。

 AWSが近年力を入れているヘルスケア・ライフサイエンス業界のブースでは、AWS re:Invent 2022で発表されたばかりのAmazon HealthLake Imagingが展示されていた。これは医用画像の国際医療標準規格であるDICOMを扱い、医用画像をペタバイト規模で扱えるストレージサービスとなる。またゲノムなどのオミクスデータを保存、クエリ、分析ができるAmazon Omicsと、Amazon SageMakerやAmazon QuickSightなどを組み合わせることで大規模なゲノムデータ解析を行うデモもあった。

 展示ブースでは、動く動物のぬいぐるみを用いた動作検知のデモが行われていた。Amazon Rekognition Custom Labelsを活用し、少数のデータセットを追加学習させることでモデル作成し、実験中の特定の動物動態を自動検知し、研究者の負荷を軽減するシステムとなっていた。

 流通(小売)業界向けのブースでは、スマートなショッピングカートが注目を集めていた。カートについたディスプレイを通じてバーコード読み取りや商品認識の自動化だけではなく、商品の関連情報を知ることもできる。例えば食材を選んだら、その食材を使ったレシピを紹介するなども可能になると言う。説明員は「買物が楽しくなりますよ!」とメリットをアピールしていた。

左:動物の動きをとらえて正常か異常かを判別するデモ 右:AWSの技術を搭載したスマートなショッピングカート
左:動物の動きをとらえて正常か異常かを判別するデモ 右:AWSの技術を搭載したスマートなショッピングカート

次のページ
AWSの現在を知る、独自開発のハードウェア展示や企画

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4年ぶりのリアル開催!デベロッパーに伝えたい「AWS Summit Tokyo」の魅力連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:アマゾンウェブサービスジャパン合同会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17757 2023/05/30 12:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング