英OffSec Servicesは、セキュリティ調査や研究に向けたLinuxディストリビューション「Kali Linux」の新版「Kali Linux 2023.3」を8月23日(現地時間)に公開した。
今回の新版では、攻撃テストの実行や、攻撃テストのシナリオ作成を支援するGUIツール「Kali Autopilot」が新機能として加わったほか、9種類のネットワーク関連ツールが新たに加わった。そしてAndroid端末で動作するKali Linuxである「Kali NetHunter」が新たに7種類のスマートフォンに対応した。
そしてKali Linux 2023.3では、カーネルにLinuxカーネル6.3.7を採用するなど、OS全体の構造も見直している。この作業は、Kali Linuxが基としているDebianの新版「Debian 12」が6月に登場したことをきっかけに始まったものだが、まだ完了していないという。OSの構造の見直しは2023年末に完了する見込みとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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