Datadogは、2023年9月までに同社の顧客により実行された24億以上のコンテナのデータを調査し、レポートにまとめた「コンテナ利用に関する10 のインサイト」を、12月21日に発表した。
調査結果によると、サーバーレスコンテナの採用割合は年々増えており、2023年9月にはコンテナを採用した企業の45%以上がサーバーレスコンテナを使用してしていた。
また、サーバーレスコンテナのクラウドによる採用比率では、Google Cloudが60%を超え、最も多かった。
次に、コンテナ型ワークロードへのArmベースのコンピュートの採用率をみると、2022年から2023年の間に2倍以上に増加していることが明らかになった。
Kubernetesを使用している組織を対象に水平ポッド自動スケーリング(HPA)の使用率を調査すると、過半数の組織がHPAを使用しており、またその80%以上が、過半数のクラスタでHPAを利用していた。
Kubernetesワークロードについては、全コンテナの65%以上が、要求されたCPUとメモリの半分未満しか使用していなかった。これより、ワークロードのサイジングが依然として企業の課題となっていることが分かる。
加えて、機械学習や大規模言語モデル(LLM)の学習、推論を効率的に実行するために使用される、コンテナ型ワークロードでのGPUベースのコンピューティングの使用率は、前年比で58%増加した。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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