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プラットフォームづくりを成功に導く!開発者のための「Platform Engineering」入門

Platform Engineeringを実現する上で重要な組織論「チームトポロジー」とは?

第3回 チーム間の人間臭い営みこそが組織変革に重要

プラットフォームチームはSATの何を解決するのか

 チームトポロジーでは4つのチームが定義されていますが、その中心となるのがSATです。意訳すると「バリューストリームに最適化されたチーム」でしょうか。いわゆるプロダクトマネージャーを中心としたアジャイル開発チームをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

 チームトポロジーではこのSATが顧客価値を最大化するために、いくつかの考えが提唱されていますが、今回は「速いフロー(Fast Flow)」を実現するためにSATが必要とする能力を見ていきます。

 顧客価値を最大化するためには、サービスをリリースして終了ではなく、リリース後に顧客からの直接の声や利用状況などのフィードバックを活かしながら、素早い追加機能開発や修正を行い、継続的に顧客向けの機能を素早くリリースしていく必要があります。

図:ストリームアラインドチームに求められる速いフロー(書籍『チームトポロジー』を参考に作成)
図:ストリームアラインドチームに求められる速いフロー(書籍『チームトポロジー』を参考に作成)

 従来側の組織では開発チームが他部署に様々な依頼を行う必要があり、その都度待ち時間が発生しボトルネックになります。速いフローの実現には、開発に関する様々な工程を開発チームの中で完結する必要があります。また運用後も自分たちでオーナーシップを持ってそのサービスの継続開発をしていかなければなりません。

図:他部署への依頼が速いフロー実現のボトルネックに
図:他部署への依頼が速いフロー実現のボトルネックに

 そのため、SATではビジネス、インフラ、QA、運用、場合によってはデザインの機能すら自チームに取り込み、チーム内で完結する必要があります。これには相当なスキルの獲得が求められます。また、連載第1回でも見た通り、様々な技術やツールが登場することでその習熟も必要となり、両面でSATの認知負荷はあがります。

図:チーム内での自己完結が求められるStream Aligned Teamの構成例(担う役割は一人一機能というわけではなく、兼任も含めチームで実現します)
図:チーム内での自己完結が求められるStream Aligned Teamの構成例(担う役割は一人一機能というわけではなく、兼任も含めチームで実現します)

 これらの高い認知負荷を削減するために、他の3つのチームが登場します。3つのチームはすべてSATの認知負荷削減のために存在します。その中でPTが行うSAT向けの認知負荷の削減支援の方法論こそがPlatform Engineeringと言えます。ではPTはどのようにSATの認知負荷を削減していくのでしょうか?

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認知負荷削減の要はセルフサービス型のプラットフォーム

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この記事の著者

上林 太洋(カミバヤシ タカヒロ)

 株式会社エーピーコミュニケーションズ取締役。 経営としての事業ポートフォリオ/エンジニアリング文化変革の成功経験を生かし、顧客企業のクラウドネイティブ内製化事業の立ち上げ・推進に従事。自らもコンサルタントとしてDX内製化/プラットフォームエンジニアリング推進を支援。Excellent Speake...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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