米GitHubは、AIを活用した会話によるインターフェースを通じて、GitHubに関連する広範な話題についてのアドバイスを提供する「Copilot in GitHub Support」の一般提供を、2月9日(現地時間)に開始した。
今回の、Copilot in GitHub Supportの一般提供は、2023年8月にGitHub Enterpriseユーザーの中から無作為に選ばれた人に対して行われた、初回リリースに続いて行われるもので、より幅広いユーザーと対話する準備が整ったことから開始に至っている。
Copilot in GitHub Supportは、GitHubの公式ドキュメントの中から、ユーザーからの質問内容に基づいて関連する情報を効率的に抽出するとともに、簡潔な回答を提示してくれるので、これまで公式ドキュメントを検索して、その中から必要な情報を選び出すのにかかっていた時間が大幅に軽減される。また、サポートチームとのやり取りの際にしばしばみられる、複数のやり取りも不要になるため、必要な回答が迅速に得られるようになる。
なお、Copilot in GitHub Supportからの回答には、回答を作成する際に使用したドキュメントへのリンクも含まれるため、回答内容についてより詳細な資料を確認したり、再度参照するためにブックマークしたりすることも可能となっている。
Copilot in GitHub Supportは、既存のGitHubサポートへの問い合わせフォームに組み込まれているため、利用にあたって特別な設定などは必要なく、サポートが必要な問題について簡単に説明して、「Start chat」をクリックするだけでCopilot in GitHub Supportとの会話を始められる。
Copilot in GitHub Supportに対して問題を説明する際には、エラーメッセージなどの関連情報や、ユーザー自身が試した手順やその結果などをあわせて送信することもできる。また、Copilot in GitHub Supportが質問内容を誤解している場合は、会話の中で誤りを指摘したり、文脈を追加したりして方向を修正することも可能で、会話が問題解決の役に立ったかのフィードバックを「高評価」または「低評価」をクリックして知らせられる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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