米Amazon Web Servicesは、サーバレス時系列データベース「Amazon Timestream」のデータベースエンジンとして、InfluxDBを使用できるようになったことを、3月14日(現地時間)に発表した。
Amazon TimestreamのデータベースエンジンとしてInfluxDBが使えるようになったことで、InfluxDBや時系列観測を収集するTelegrafエージェントなどのオープンソースAPIを使用して、ほぼリアルタイムの時系列アプリケーションを簡単に実行可能になる。
今回のInfluxDBのサポートによって、Amazon TimestreamではTimestream for LiveAnalyticsとTimestream for InfluxDBの、2つのデータベースエンジンを選べるようになった。ほぼリアルタイムの時系列クエリまたはInfluxDBの特定の機能(Fluxクエリの使用など)が必要になった場合は、Timestream for InfluxDBを使用する必要がある。Timestream for LiveAnalyticsは、1分あたり数十ギガバイトを超える時系列データを取り込んで、ペタバイトの時系列データに対してSQLクエリを数秒で実行する必要がある場合に適している。
Timestream for InfluxDBのサポートによって、最適なパフォーマンスと可用性が得られるように自動的に構成されたマネージドインスタンスを使用できるようになる。さらに、InfluxDBのマルチアベイラビリティゾーンのサポートを構成することで、復元力を高められる。Timestream for LiveAnalyticsとTimestream for InfluxDBは相互に補完し、時系列データの低レイテンシおよび大規模な取り込みを実現する。
Timestream for InfluxDBは現時点では、米国東部(オハイオ、バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(ムンバイ、シンガポール、シドニー、東京)、欧州(フランクフルト、アイルランド、ストックホルム)にて一般提供されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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