米Microsoftは、AzureのユーザーがAzureとの契約を解約し、Azure上のデータを他のクラウドプロバイダまたはオンプレミスのデータセンタへ移動する際の、下りのデータ通信費を無料にすることを3月13日(現地時間)に発表した。
Azureでは、すべてのリージョンのユーザーに対して、月間100GBまでの下りのデータ通信を無料で提供しているが、Azureからの退去にあたって月間100GB以上の下りのデータ通信が必要な場合は、Azureサポートリクエストを作成して、
- サブスクリプションIDまたは登録ID
- 転送を開始する予定の日付
- エグレスする予定のデータ量の見積もり
を送付することで、転送開始予定として指定した日から60日間がAzureからの移行期間として、クレジットの請求が行われる(Azureからの移行に60日間以上必要な場合は、Azureサポートリクエスト作成の際に、その旨を伝えておく必要がある)。データの転送が完了し、すべてのAzureサブスクリプションがキャンセルされると、Azureサポートによってクレジットが適用され、移行期間に発生した下りのデータ通信に発生したデータ転送費用の減免を受けられる。
Azureからの退去にともなうデータ転送費用の減免は、世界中のすべてのAzureリージョンからでも適用が可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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