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イベントレポート

Flutterを活用している企業が大集合! 開発ノウハウを実践事例から学ぶ

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 近年、モバイルアプリ開発の世界ではFlutterを用いる企業が増えている。単一のコードベースでクロスプラットフォーム開発ができるFlutterは、その利点の多さから人々の注目を集めているのだ。2024年5月29日に開催されたオンラインイベント「Flutter激推し企業のエンジニアが語る!開発ノウハウLT大会」では、Flutterを導入しているENECHANGEとゆめみ、出前館の3社のエンジニアが登壇。プロダクト開発の知見を共有した。

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テストにおけるBuilderパターンの活用

 初めに登壇したのは、株式会社ゆめみ Flutterギルド テックリード 和泉田領一氏。Builderパターンとは、複雑なオブジェクトの構築をシンプルにするためのデザインパターンのこと。オブジェクトの構築をBuilderクラスに移譲することで「オブジェクトの構築プロセスを隠蔽できる」「オブジェクトの構築手順を変更しやすい」「同じ構築プロセスで異なる表現のオブジェクトを作成できる」などの利点がある。

 本セッションでは「(依存関係やテストの実行環境のための)ProviderContainerのoverrideをBuilderパターンで構築する」手順について解説。Riverpodを使ったFlutterアプリのユニットテストでは、ProviderContainerのoverridesを設定することで、テスト用のデータやモックを注入する。この際に、BuilderパターンでProviderContainerのoverrideを構築することで、テストごとに必要なoverrideを柔軟に設定できるのだ。

 
 BuilderパターンでProviderContainerのoverrideを構築

 この手法に加えて、Widget Testでテスト対象となるWidgetをBuilderパターンで構築する方法についても紹介。いずれもサンプルコードを提示し、実践的なノウハウが多数含まれていた。サンプルコードが公開されているので、参照可能だ。

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この記事の著者

中薗 昴(ナカゾノ スバル)

 週の半分はエンジニア、もう半分はライター・編集者として働くパラレルキャリアの人。現職のエンジニアとして培った知識・経験を強みに、専門性の高いIT系コンテンツの制作を行う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/19687 2024/07/04 11:00

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