エンジニアを目指す若手に伝えたい4つのこと
大きな目標を宣言し、そこから逆引きで中長期的・短期的に「すべきこと」を意識しながら、組織づくりにも携わってきた杉浦氏。加えて「働く上で大事にしていること」として、次の4つをあげた。
1)自分が真にやりたい目標を決めきる
目標が大きいほど、さまざまな機会が自分の将来につながっていると捉えられ、日々の仕事のモチベーションが変わる。「同じ仕事でも、その先にある自分の夢や目標を見て働いている人とそうでない人では向き合い方やモチベーションも変わってくる。せっかく働くなら、モチベーションを持って楽しく働くことを大切にしたい」と語った。
2)常に目標と壁を意識して経験を積む
社会人の1年は過ぎるのが早い。”壁”を意識せずになあなあに過ごしていると、無駄な時間を過ごしてしまう。次の壁が見えているか、壁として低すぎないか、意識しながら過ごすことが重要。杉浦氏は「仮想的または身近なライバルを意識して、壁を設定していくと自然と乗り越えられるようになる」と語った。
3)会社で働いている意味を持つ
現在属している会社で働く意味として、どんな経験を積みたいのか、どんなスキルを身に着けたいのかを意識する。またその機会を得るために、周りからの信頼が得られるように働くことが大切。これを地道にやることで、自分が目指している目標の実現確率が上がるという。
4)無理をしすぎず、周りを頼ること
杉浦氏は「しっかりと自身が目指すキャリアを実現するために1番大切なもの」として、「無理をしすぎず、周りを頼ること」を挙げた。そして「どんなに壮大なキャリアを描いても、潰れてしまっては元も子もない。新卒でも優秀な人ほど頼ることが苦手だが、会社で働く上で何よりもまずは身につけたいスキル」と語った。
杉浦氏は最後に「日々しっかりと働くためには、しっかりと寝て、健康を大事にしてほしい。そして、各々が目指しているキャリアを実現するため、楽しく働いていけることを祈る」と述べ、まとめの言葉とした。