SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

CodeZineニュース

中外製薬、自社デジタル基盤と生成AIアプリにオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 New Relicは、同社のオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を中外製薬が導入したことを9月3日に発表した。

 中外製薬は、「AI創薬」に象徴されるイノベーションの持続的な創発と、これを支えるデジタル技術の活用を原動力に、がん領域、抗体医薬品に強みを持つ研究開発型の製薬企業として、スイス・ロシュとの戦略的アライアンスのもと成長戦略を加速させている。

 同社は、「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を掲げて、創薬研究から臨床開発、製造、デリバリに至るバリューチェーン全体を支える「デジタル基盤の強化」を推進しており、今回の「New Relic」導入はその一環として行われた。

 現在は、DX/AIアプリの内製開発の生産性とスピードを高め、いち早くサービス化するための環境整備に積極的に取り組んでおり、7月にはマルチクラウドの全社基盤システム「Chugai Cloud Infrastructure(CCI)」上に標準化された技術スタックを統合した「Acceleralyst(アクセラリスト)」と呼ばれるプラットフォームを整備した。今回、同社に導入された「New Relic」は、「Acceleralyst」の標準コンポーネントの1つを担う。

 5月には、生成AIアプリ「Chugai AI Assistant」を「CCI」上に構築して、全従業員約7600名向けに業務支援を目的としてリリースしており、「New Relic」は「Chugai AI Assistant」におけるマルチクラウド環境のモニタリングに用いられ、「ユーザー体験の定量的な把握」「LLMとクラウドリソースの利用状況の観測」に貢献している。

 さらに、アプリケーションパフォーマンスモニタリング(APM)機能をAIアプリケーションに適用できる「New Relic AI Monitoring」の活用を本格化させることで、より快適な「Chugai AI Assistant」の利用が可能な環境を目指す。

 「Chugai AI Assistant」は「機密性の高い業務にも安心して利用できる」のが特徴で、それを実現すべくAWS、Azure、Google Cloudとの接続に閉域網を利用している。閉域網を経由するアプリケーションプロセスへのオブザーバビリティの適用にあたっては、New Relicによる高度な技術支援も大きく貢献しており、短期間での実装が実現できたという。

関連リンク

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/20137 2024/09/05 13:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング