ifは、同社の運営している法人向けIT研修事業「Tech Mentor法人研修」において、法人向け「生成AI研修」サービスの本格提供を、10月1日に開始した。
今回提供が開始された法人向けの「生成AI研修」では、エンジニア向けの技術的な内容から管理職向けの戦略的活用法まで、幅広い層に対応したカリキュラムを用意している。また、受講生は実際の業務に直結するプロジェクトを通じて、生成AIの実践的な活用方法を学べる。情報の最新性が重要となることから、生成AIのプロが最新情報を交えた講義を行う。
おもな内容は以下の通り。
- AIとは(従来のAIと生成AIの比較など)
- ChatGPT基礎編
- ChatGPT応用編
- AIツール使用における倫理&セキュリティについて
- データ分析と生成AI
- 生成AIを使ったクリエイティブ業務効率化
- ChatGPTと他のツールの連携
- ノーコードを用いた実務自動化
講義と並行して、オンライン完結型の追加学習カリキュラムでAIツールを使用した実践応用課題を受講できる。
同研修の受講によって、ITスキルのない従業員でも生成AIの活用が可能になり、日々の業務(メール対応、議事録作成、資料作成など)を効率化して、生産性を向上させられるようになる。また、生成AIの導入が進んでいない企業や、すでに導入したものの現場で十分に活用されていない企業でも、生成AIを現場に定着させその価値を最大限に引き出すことができるようにする。
さらに、従業員が時代に即したITスキルを習得して、それを業務に活用することで企業の持続的成長をサポートするとともに、生成AIの活用によって従来の業務にかかっていたコストや時間を削減し、社内リソースの有効活用促進につなげられる。
研修期間は4週間または8週間から選択可能で、4週間の場合は週4時間、8週間の場合は週2時間の講義を行う。講義形式は、受講者が自宅やオフィスから参加できるオンライン学習、実践課題を通じて学習内容の実際の業務への応用が可能になるよう設計されている実践形式学習を用意している。
あわせて、別途8時間分のオンライン学習教材を用意しているので、受講者は講義外でも自主的に学習を進められるほか、企業ごとの課題に応じてカリキュラムをカスタマイズでき、研修終了1か月後のフォローアップセッション(60分)の実施によって、学んだ内容が現場でどのように活用されているかを確かめるなど、継続的なサポートを行う。
なお研修特典として、研修後の生成AI活用を容易にすべく、専用の対話型AI使用環境を通常価格798000円のところ、無償で構築するとともに、OpenAI、Claudi、Geminiといった著名なAIモデルにアクセス可能な環境を提供する。さらに、実務で使える生成AIツールチートシートの配布も行う。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です