ソラコムは、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、利用可能な生成AIモデルとして「Gemini 2.0 Flash」「Gemini 2.0 Flash-Lite」に対応したことを、5月8日に発表した。

SORACOM Fluxは、IoTシステムの自動化を目的としたIoTアプリケーションビルダで、センサやカメラといったIoTデータをインプットに、通知システムや生成AIモデルによる分析を組み合わせることで、現場の業務や設備管理を効率化するアプリケーションをソフトウェア開発の専門知識がなくてもブラウザ上で構築できる。
今回、SORACOM Fluxにて利用可能になったGemini 2.0 Flashは、Googleが開発した生成AIであるGemini 2.0シリーズの軽量モデルで、テキストと画像といった複数の情報を扱うマルチモーダルに対応している。IoTで取り扱うセンサデータやカメラ画像といった多様な情報処理に適しており、軽量ながら従来モデル(Gemini 1.5 Pro)を上回る性能を発揮する。
Gemini 2.0 Flash-Liteは、機能を絞り込むことによって、テキスト生成や画像内の物体検出といった処理における、より高いコスト効率を実現した。
SORACOM Fluxにおける消費クレジットは、Gemini 2.0 Flashが1リクエストあたり4クレジット、Gemini 2.0 Flash-Liteが1リクエストあたり3クレジットで、従来のGemini 1.5 Pro(45クレジット)と比較して約10分の1のコストで利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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