Azure Boardsの使用方法(2)
プロダクトバックログをスプリントに追加する
次に、ここまでに作成したプロダクトバックログをスプリントに追加していきます。左側のメニューから「Backlogs」を選択すると、プロダクトバックログとバグが一覧表示された画面が表示されます。

Backlogsの画面右側には、スプリントの一覧が表示されます。ここへプロダクトバックログやバグをドラッグ&ドロップすることで、そのワークアイテムはそのスプリント内で実施すべきものとしてチェックインされたことになります。また新たなスプリントの作成も「New Sprint」ボタンから行えます。
タスクボードでスプリント内のタスクを確認する
左側のメニューから「Sprints」を選択するか、Backlogsの画面右側にあるスプリントの一覧からあるスプリントを選択すると、スプリントの画面へ遷移します。「Taskboards」というタブでは、スプリント内のタスク用のカンバンが表示されます。

このタスクボードは、前述したBoardsの画面に表示されているカンバンとは表示する項目が異なっています。
このタスクボードでは、プロダクトバックログに紐づく詳細なタスクの進捗状況を把握できるようになっており、開発者が自身の担当する作業の進捗管理をするために使用することが想定されています。
タスクボードは、ToDo(作業前)、In Progress(作業中)、Done(完了)の3レーンに分かれています。
タスクボードもBoardsと同様に、この画面からタスクを追加することができます。ToDoのレーンにある緑色のボタンを選択することで、プロダクトバックログに紐づくタスクを作成できます。また作成したタスクは、ドラッグ&ドロップでステータスを更新できます。

また、タスクは「Backlog」タブでプロダクトバックログを一覧表示した際にも確認できます。

Queriesによるワークアイテムの検索
最後に、ワークアイテムの検索機能について説明します。左側のメニューから「Queries」を選択し、画面上部から「New query」を選択します。

画面が「My Queries」に遷移したら、画面中央部で検索条件(クエリ)を作成していきます。検索条件には、複数の条件を組み合わせることが可能です。
下の図の例では、ワークアイテムの種類が「プロダクトバックログ」かつステータスが「Approved」であるものを検索するための条件を作成しています。検索条件が作成できたら、「Run query」で検索を実行します。検索結果は、画面下部に表示されます。

使用したクエリは、画面上部の「Save query」から名前を付けて保存することも可能です。
Azure Boardsを長く使っていくうちにワークアイテムが増え、バックログの一覧やカンバンからワークアイテムを探し出すのが困難になった際に、Queriesを使った検索が重宝されるでしょう。