Hugging Faceは、7月8日、デスクトップサイズのオープンソースロボット「Reachy Mini」の提供開始を発表した。
これはAI実験のための教育・研究用途向けロボットキットとなっている。Pythonによる制御が可能で、今後JavaScript、Scratchにも対応予定。
「Reachy Mini」は高さ約28cmで、首・アンテナの可動や広角カメラ、マイク、スピーカー、LEDなどを搭載。人間らしい動作を可能にするため、表現力豊かな動きとインタラクション性能を重視した設計となっている。
エントリーモデルの「Reachy Mini Lite」は299ドルで、USB接続とカメラ・スピーカーなどの基本機能を備える。一方、449ドルの「Reachy Mini Wireless」では、Raspberry Pi 5、バッテリー、Wi-Fi、IMUセンサー、4つのマイクなどを搭載し、より高度な自律動作に対応する。
いずれのモデルも完全オープンソースで提供され、開発者はHugging Face Hubと連携して、最新のAIモデルやデータセットを利用できる。出荷は2025年夏以降順次開始予定。
詳細な情報や注文は、ブログポストを参照。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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