非営利団体Trifecta Tech Foundationは、Ubuntu 25.10に「sudo-rs」がデフォルトで採用されることを発表した。
「sudo-rs」は、広く使用されているsudoユーティリティをメモリセーフに再実装したもので、Rustプログラミング言語で記述されている。Trifecta Tech Foundationが開発した。
今回、Canonicalが耐障害性と保守性を向上させるための取り組みの一環として、Ubuntuに採用されたという。
本格導入に向けて、sudo-rsのメンテナーたちは5つのマイルストーンを置き作業を進めている。例えば、AppArmorプロファイルを制御する機能の実装や、Ubuntu 20.04 LTS で使用されるバージョン 5.9 より古い Linux カーネルのサポートなどである。これにより、多くのユーザーとシステム管理者が、現在のワークフローを変更することなくsudo-rsを使用できるようになる予定。
Canonicalは、Ubuntu 25.10でsudo-rsをデフォルトにすることを予告している。これにより、エンドユーザーによる受け入れテストの時間を確保する狙いがある。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です