サポート業務での苦労とやりがい
福井氏、一戸氏、矢野氏はいずれも入社してすぐ、製品のテクニカルサポートを担当した。苦労したことはなかったのか。
福井氏は「当時メシウスで使っていた.NET Frameworkの知識が一切ない状態でサポート業務に就きました。製品知識を身につけることに加え.NET Frameworkに関しても勉強しなければならなかったので、苦労しました。ですが、学習や研修の時間は十分いただけたので、乗り越えられました」と話す。
前職でメシウスの製品に触れていた一戸氏も、「メシウスは幅広い技術の製品を扱っています。しかもお客さまからはいろんな技術の質問がくるので、これまで経験してこなかった技術の場合は、一つひとつ調べて対応していました。そういう点では苦労したと思いますが、メシウスでは新しい技術、経験したことのない技術を学んでいける。それがサポートに携わる面白さだと思います」と語る。
サポートエンジニアとして日々奮闘している矢野氏も、「最初の頃は製品の知識があまりないので、不安がありました」と明かす。現在も問い合わせに対して、どういう判断をすればよいのか迷うこともあるが、そういうときに頼りになるのが先輩社員だ。相談に快く答えてくれるので、安心して仕事に取り組めるという。「初心者目線での意見も役に立つから」という言葉にも励まされた。
サポートという仕事の魅力はお客さまの声を聞けることだ。「『ありがとうございます、助かりました』という返事がくると、やはり嬉しいですね」と矢野氏。お客さまの課題が無事解決できたときに大きなやりがいを感じる。
挑戦する機会も多く、裁量も大きい、だから成長が実感できる
メシウスに入社して13年の福井氏、4年の一戸氏は共に、キャリアの幅が広がり、成長を実感しているという。
入社して徐々に開発の仕事にシフトしていった福井氏。まずはActiveReportsの開発の手伝いから始まった。というのもActiveReportsの開発は海外で行っていたからだ。
「当初は確認作業が中心でしたが、そのうち、サービスパックのリリースの責任者を務めるようになりました。さらに年数を重ねるとメジャーバージョンアップをメインで担当したり、新製品の企画を立ち上げたりするなど、プロダクトマネージャーのような役割を担うようになりました。このまま、この仕事でキャリアを積みたいと思っていましたが、マーケティング部に配属となりました」(福井氏)
福井氏が現在のマーケティング部に配属されたのは、入社から4年後の2016年。当時はテクニカルサポートや開発、マーケティングと、今ほど明確に役職が分かれていなかった。そのためActiveReportsのプロダクトマネージャーの役割を担っていた福井氏は、マーケティングなどにも携わっていたのだ。その後、組織改編がありマーケティング部に所属することになった。
「実はマーケティングは苦手だと上司に伝えていたので、この配属にはびっくりしました。ですが、会社から期待されていると感じ、前向きに取り組もうと思えました。今もこの仕事を続けているので、会社は適性を見抜いていたのかもしれません」(福井氏)
一方、一戸氏は入社半年でお客さまにアンケートを取るプロジェクトのリーダーに抜擢されたという。「そのプロジェクトは営業部、マーケティング部、開発部、カスタマー本部など各部の代表者が参加するもの。入社半年で会社のこともお客さまのこともあまり分からない状態だったので、プロジェクトリーダーを任されたことは驚きでした。会社から期待されているんだと実感しました」(一戸氏)
企画開発部に異動後も、チャレンジする機会が提供されることを実感しているという一戸氏。異動して半年だが、「自分のレベルに応じて少しずつ、任される業務が徐々に広がっているのが実感できる」と話す。それも無謀な負担になることもなく、ストレッチのように徐々に伸びていく感じだそうだ。
このようにメシウスで働く魅力はチャレンジする機会に恵まれるだけではない。「裁量の大きさも魅力」(福井氏)だという。
「当社ではリーダーがメンバーに作業の指示をするのではなく、設定した目標を達成するために何をやっていくかは、メンバーの裁量に任される。自分に合った働き方ができるんです」(福井氏)


