Amazonは21日、新たなWebサービス「Amazon Elastic Block Store」を公開した。EC2から高可用、高性能なブロックデバイスの外部ストレージとして利用することができる。
Amazonは21日、新たなWebサービス「Amazon Elastic Block Store(EBS)」を公開した。
EBSは、Amazonが提供するホスティングサービスAmazon EC2から使用するストレージサービス。高可用、高性能なブロックデバイスのストレージを、EC2のインスタンスから利用できる。既存のストレージサービス「Amazon S3」と異なり、API経由ではなく、実際の外部ストレージのようにアクセスすることができるため、EC2に障害が発生しても書き込まれたデータが失われない。
ファイルシステムをフォーマットし、マウントして利用することはもちろん、直接Rawデバイスとしてアクセスすることも可能。もちろん、EBSボリュームにMySQLなどのデータベースを作成することもできる。また、Amazon S3にスナップショットとしてデータをバックアップすることも可能となっている。
1つのEBSボリュームの容量は1GBから1TBまで。複数のボリュームを使い、ストライピングを組むこともできる。現在のところ最大20TBまでのボリュームをマウントできるが、今後さらに拡張していくとAmazonの公式ブログではコメントされている。
利用料金は、保管されたファイルの合計サイズ及び、転送データ量に基づき計算される。合計データ料金は1GBにつき0.1ドル/1月、転送データ料金は0.1ドル/100万リクエスト。経費見積もりサービスである「AWS Simple Monthly Calculator」も、EBS公開に併せて更新されている。
なお、Firefoxの拡張機能「ElasticFox」も更新されており、EBSをフルサポートしている。この拡張機能を使うことで、Firefoxのブラウザ画面からEBSボリュームとスナップショットの管理をすることができる。
【関連リンク】
・Amazon Elastic Block Store (EBS)(ニュースリリース)
・Amazon EBS (Elastic Block Store) - Bring Us Your Data:Amazon公式ブログ
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