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ASP.NET 3.5 Extensions + ASP.NET MVCフレームワーク

簡単なデータ編集はお任せ!
ASP.NET Dynamic Dataアプリケーション

ASP.NET 3.5 Extensions + ASP.NET MVCフレームワーク(3)

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サンプル作成手順

 サンプル作成手順は次のようになります。実行するだけであれば以下の3つの設定だけです。どちらも作業量はわずかなので生産性の高さを実感できます。

  • プロジェクトの作成
  • Modelフォルダの設定
  • Global.asax.vbの設定(ルーティングの設定)

プロジェクトの作成

 VS 2008でDynamic Dataを作成します。[ファイル]-[プロジェクトの作成]-[Visual Basic(C#)]-[Web]-[Dynamic Data Web アプリケーション]を選択し、プロジェクト名を付け、[OK]をクリックします(図9)。

図9 新しいプロジェクトダイアログ
図9 新しいプロジェクトダイアログ

 プロジェクト作成時のソリューション エクスプローラは図10のようになります。

図10 Dynamic Dataの初期ソリューション エクスプローラ
図10 Dynamic Dataの初期ソリューション エクスプローラ

 テンプレートの中で重要なのは、DynamicDataフォルダです。このフォルダに配置しているフォルダはそれぞれ以下の役割を持ちます。

DynamicDataフォルダ内に配置されているフォルダ
フォルダ 概要
Content Image画像やデータを表示する時以外に利用するユーザーコントロールを配置
FieldTemplates GridViewなどに表示されるべきデータを型推論し、動的にデータを表示するためのユーザーコントロールを格納
PagesTemplates Dynamic Dataを利用するページのテンプレートをすべて格納。標準ではすべてここのページファイルを利用
CustomPages PagesTemplatesのテンプレートではなく、独自のページを利用したい場合に利用

 他に、テンプレートでは、ASP.NET MVC同様にルーティングを利用するので、Global.asax.vbファイルにルーティングの設定が記述されています。Dynamic Dataで利用するGlobal.asax.vbについては後述しますが、URLルーティングによる解説はASP.NET MVCの回で行っています。興味がある方は併せて参照ください。

次のページ
Modelフォルダの設定

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト ナオキ(ナオキ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

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https://codezine.jp/article/detail/3060 2008/10/17 14:00

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