サンプル作成手順
サンプル作成手順は次のようになります。実行するだけであれば以下の3つの設定だけです。どちらも作業量はわずかなので生産性の高さを実感できます。
- プロジェクトの作成
- Modelフォルダの設定
- Global.asax.vbの設定(ルーティングの設定)
プロジェクトの作成
VS 2008でDynamic Dataを作成します。[ファイル]-[プロジェクトの作成]-[Visual Basic(C#)]-[Web]-[Dynamic Data Web アプリケーション]を選択し、プロジェクト名を付け、[OK]をクリックします(図9)。
プロジェクト作成時のソリューション エクスプローラは図10のようになります。
テンプレートの中で重要なのは、DynamicDataフォルダです。このフォルダに配置しているフォルダはそれぞれ以下の役割を持ちます。
フォルダ | 概要 |
Content | Image画像やデータを表示する時以外に利用するユーザーコントロールを配置 |
FieldTemplates | GridViewなどに表示されるべきデータを型推論し、動的にデータを表示するためのユーザーコントロールを格納 |
PagesTemplates | Dynamic Dataを利用するページのテンプレートをすべて格納。標準ではすべてここのページファイルを利用 |
CustomPages | PagesTemplatesのテンプレートではなく、独自のページを利用したい場合に利用 |
他に、テンプレートでは、ASP.NET MVC同様にルーティングを利用するので、Global.asax.vbファイルにルーティングの設定が記述されています。Dynamic Dataで利用するGlobal.asax.vbについては後述しますが、URLルーティングによる解説はASP.NET MVCの回で行っています。興味がある方は併せて参照ください。