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ComponentZine(InputMan)

VB.NETで入力エラーチェック機能を持ったフォームを作成する

InputMan for Windows Forms 5.0JのGcCommonValidatorコンポーネントを使ったデータ入力フォームの作成

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TextBox1の検証アクションの編集

 IncludeListアイテムで設定した文字列と一致しない文字列が入力された場合、およびTextBoxへの入力が空白のままになっている場合に、TextBox1からフォーカスが移動したときに、どのようなアクションを行うのかを設定するのが「検証アクションの編集」です。

 この設定も、スマートタグに追加された「検証アクションの編集」メニューで行います。このメニューを選ぶと、「検証アクションの編集」ダイアログが表示されるので、「追加」「挿入」ボタンを使って、設定する検証アクションを挿入します。

「検証アクションの編集」ダイアログで検証アクションを設定する
「検証アクションの編集」ダイアログで検証アクションを設定する

 設定できるアイテムと内容は次のものが使用できます。

項目 アクション名 コントロールに入力された値が不正なときの動作
フォーカス制御 FocusProcess フォーカスを移動を禁止するかどうかを設定する
値の制御 ValueProcess 値(Textプロパティの値)をどのように処理するか設定する
アイコンによる通知 IconNotify ErrorProviderのようなアイコンでエラーの内容を通知する
音による通知 SoundNotify 音によってエラーを通知する
バルーンチップによる通知 TipNotify バルーンチップによってエラーを通知する
下線による通知 LineNotify 文字列に下線(波線)を表示してエラーを通知する
色による通知 ColorNotify コントロールの背景または前景色を変更してエラーを通知する

 TextBox1では、IconNotify、TipNotify、ColorNotifyの3つを使って、入力エラーがあることをユーザーに明示するようにしました。

TextBox1に設定した3つの検証アクション
TextBox1に設定した3つの検証アクション

TextBox2~TextBox4の検証アイテムと検証アクションの編集

 TextBox2では、4桁の数字を入力してもらうので、4桁以上の数字が入力されないように検証アイテムを設定します。これは、TextBoxコントロールのMaxLengthプロパティでも可能ですが、GcCommonValidatorコンポーネントでは入力数字の範囲をMaxValue・MinValueプロパティで設定できるようになっているので、4桁の数字なら何でも受けつけてしまわないようにしたい、という時に便利です。

 ここでは、MavValueを「9999」、MinValueを「1111」に設定しています。この範囲以外の数字が入力されると、不正入力となり検証アクションが実行されます。また、「InvalidType」を「Integer」に設定し、数字以外のデータ(文字や記号)が入力された場合もエラーになるようにします。

 TextBox2の残りの検証アイテムと、TextBox3、TextBox4の検証アイテムは「EmptyText」で、空白は受けつけないようにします。また、これら3つのTextBoxコントロールの検証アクションは、TextBox1と同様IconNotify、TipNotify、ColorNotifyの3つを設定しています。

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入力フォームの処理

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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