1月27日、28日と開催された「Microsoft tech・days Japan 2009」では、Windows Azureや.NET Framework 4.0に関連した処理系や開発環境に関するセッションが多数開催されていた。そのうち、開発者にいちばんなじみの深いVisual Stuido 2010と.NET Framework 4.0の新機能などを包括的に解説するセッションに参加したので、その概要をお伝えしよう。
このブレイクアウトセッションは、マイクロソフト デベロッパー&プラットフォーム統括本部 シニアプロダクトマネージャ 新村剛史氏によって行われたものだ。
.NET Framework 4.0をサポートするVS 2010
Visual Studioは97から始まり、2003、2005、2008と時流にあわせた進化を続けてきた。今回は時期は未定としながらもVisual Studio 2010として新しいバージョンに進化するという。この2010では、.NET Frameworkも3.5から4.0へと刷新される。新村氏によれば、Visual Studio 2010の特徴は大きく4つあるという。一つは、.NET Framework 4.0への進化だ。既存のリソースの継承を保ちつつもユーザーエクスペリエンスの強化やコア機能の改良などが進んでいる。次に編集機能や使い勝手の向上、そして、Silverlight、Windows 7などの新しいプラットフォームへの対応、最後に、テストツールの強化やチーム開発のための機能などトップクラスのALMツールといった具合だ。