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Ruby on Rails + Curl(AD)

Ruby on Rails + Curl
Curl用Scaffoldを自作する

第3回

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ダウンロード サンプルソース (5.4 KB)

Ruby on RailsのScaffoldの仕組み

 Scaffoldをはじめ、Ruby on Railsに組み込まれているコードジェネレータについて詳しく書かれた日本語の情報は少ないです。英語のドキュメントとしてはAPIドキュメントのModule Rails::Generatorが参考になりますが、やはりRuby on Railsのソースコードを読むのが一番分かりやすいです。

 ScaffoldジェネレータのソースはRubyがC:¥Rrubyにインストールされている場合、C:¥Ruby¥lib¥ruby¥gems¥1.8¥gems¥rails-2.3.2¥lib¥rails_generator¥generators¥components¥scaffold¥scaffold_generator.rbになります。このファイルと同じディレクトリにあるtemplatesディレクトリの下に、生成するコードの元になるファイルが置かれています。

テンプレート

 templatesディレクトリにあるview_show.html.erbを見てみましょう

<% for attribute in attributes -%>
<p>
  <b><%= attribute.column.human_name %>:</b>
  <%%=h @<%= singular_name %>.<%= attribute.name %> %>
</p>

<% end -%>

<%%= link_to 'Edit', edit_<%= singular_name %>_path(@<%= singular_name %>) %> |
<%%= link_to 'Back', <%= plural_name %>_path %>

 これは詳細表示用のテンプレートで第1回の例ではapp/views/players/show.html.erbファイルがこのテンプレートから作られています。app/views/players/show.html.erbの一部を見てみましょう。

<p>
  <b>Name:</b>
  <%=h @player.name %>
</p>

<p>
  <b>Team:</b>
  <%=h @player.team %>
</p>

  ・・・ 省略 ・・・
  
<b>Assist:</b>
  <%=h @player.assist %>
</p>

<%= link_to 'Edit', edit_player_path(@player) %> |
<%= link_to 'Back', players_path %>

 view_show.html.erb内の<%% ~ %>タグはそのまま<% ~ %>タグに置き換わっています。ただし<% ~ %>の内容が評価されてテンプレートを展開しています。またplural_name、singular_name、attributesなどの変数が使われているのが分かります。

Scaffoldジェネレータ

 Scaffoldジェネレータ本体scaffold_generator.rbを上から見てみましょう。ScaffoldGeneratorクラスは、ジェネレータの元になるRails::Generator::NamedBaseクラスを継承しています。また、ジェネレータで使われるコントローラ名、そのファイル名などの属性(インスタンス変数)が定義されています。

class ScaffoldGenerator < Rails::Generator::NamedBase
  default_options :skip_timestamps => false, :skip_migration => false, :force_plural => false

  attr_reader   :controller_name,
                :controller_class_path,
                :controller_file_path,
 ・・・ 省略 ・・・

 初期化メソッドinitializeでは、ジェネレータで使われるコントローラ名、そのファイル名などの設定が行われます。

def initialize(runtime_args, runtime_options = {})
  super

  if @name == @name.pluralize && !options[:force_plural]
    logger.warning "Plural version of the model detected, using singularized version.  Override with --force-plural."
    @name = @name.singularize
  end

  @controller_name = @name.pluralize

  base_name, @controller_class_path, @controller_file_path, @controller_class_nesting, @controller_class_nesting_depth = extract_modules(@controller_name)
 ・・・ 省略 ・・・
end

 manifestメソッドがジェネレータのメインです。ここでは、m.class_collisions()でこれから作成するファイルがダブらないかチェックし、m.directory()で必要なディレクトリーを作成し、m.template()でテンプレートを元に必要なファイルを作成しています。

 また、m.route_resourcesのようにconfig/route.rbを変更する専用のメソッドなどもあります。さらに、Scaffoldではモデルの作成部分はm.dependency 'model'……でmodelジェネレータを呼び出しています。

def manifest
  record do |m|
    # Check for class naming collisions.
    m.class_collisions("#{controller_class_name}Controller", "#{controller_class_name}Helper")
    m.class_collisions(class_name)

    # Controller, helper, views, test and stylesheets directories.
    m.directory(File.join('app/models', class_path))
    m.directory(File.join('app/controllers', controller_class_path))
    m.directory(File.join('app/helpers', controller_class_path))
 ・・・ 省略 ・・・

    for action in scaffold_views
      m.template(
        "view_#{action}.html.erb",
        File.join('app/views', controller_class_path, controller_file_name, "#{action}.html.erb")
      )
    end

    # Layout and stylesheet.
    m.template('layout.html.erb', File.join('app/views/layouts', controller_class_path, "#{controller_file_name}.html.erb"))
    m.template('style.css', 'public/stylesheets/scaffold.css')

    m.template(
      'controller.rb', File.join('app/controllers', controller_class_path, "#{controller_file_name}_controller.rb")
    )

 ・・・ 省略 ・・・

    m.route_resources controller_file_name

    m.dependency 'model', [name] + @args, :collision => :skip
  end
end

次のページ
curl_scaffoldジェネレータを作る

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この記事の著者

吉田裕美(ヨシダユウミ)

有限会社 EY-Office 取締役CADのベンチャー企業でCADのコア部分や図面管理システムなどの開発に従事した後、独立しJava,Ruby,PerlでWebアプリを中心に開発してきた。現在は殆どの開発はRuby on Rails。ここ数年はソフトウェアエンジニアの教育に興味をもち、従来の知識偏重な教育ではなく現実の問題を解決できるエンジニアを育てる教育に注力している。またLisp等に関心...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/4167 2009/07/21 15:00

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