SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Groovy+GrailsでRailsなWeb開発

GroovyとGoogle App Engineでアプリ開発(後編)
~Googleのサービスを利用する方法

Groovy+GrailsでRailsなWeb開発 番外編 後編

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

削除のフォームを用意する

 では、DeleteServletを使ってオブジェクトを削除するためのフォームを用意しましょう。「war」内に「del.html」としてフォームを用意しておきます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<%@ page language="java" contentType="text/html; charset=utf-8"
		pageEncoding="utf-8"%>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
		"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
	<head>
		<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
		<title>SampleData Delete</title>
	</head>
	<body>
		<h1>SampleData</h1>
		<table>
		<form method="post" action="/del">
			<tr>
				<td>ID:</td>
				<td><input type="text" name="id" /></td>
				<td><input type="submit" /></td>
			</tr>
		</form>
		</table>
	</body>
</html>

 これで削除処理は完成です。実際にdel.htmlにアクセスして、ID番号を送信してみましょう。list.groovyに戻り、オブジェクトが削除されているかどうか確認してみてください。

削除のフォーム。ID番号を送信すると、そのSampleDataが削除される
削除のフォーム。ID番号を送信すると、そのSampleDataが削除される

まとめ

 今回は、GAEの目玉であるデータストアをGroovyから利用するための基本について説明しました。もし、既にGAE for Javaで開発を行った経験がある人なら、ほとんどJavaのコーディングと変わらないことに気がついたはずです。Groovyは、まさに「Javaを手軽にかけるようにした」ものであり、JavaでGAEを利用できる人なら、Groovyでも利用できるようになることがよく分かるでしょう。

 GroovyによるGAE利用は、文字化けなどの問題も残されていますが、考えてみれば「すべてをGroovyで記述する」必要はないのです。今回も、SampleDataクラスについてはJavaで記述しました。必要に応じてJavaとGroovyをうまく使い分けることで、多くの問題は回避できます。Groovyを「Javaをより使いやすくするための道具」と考えれば、十分に役立つはずです。

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Groovy+GrailsでRailsなWeb開発連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

掌田 津耶乃(ショウダ ツヤノ)

三文ライター&三流プログラマ。主にビギナーに向けたプログラミング関連の執筆を中心に活動している。※現在、入門ドキュメントサイト「libro」、カード型学習サイト「CARD.tuyano.com」を公開...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/4193 2009/08/20 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング