任天堂の無料DSiWare「うごくメモ帳」が「Flipnote Studio」として、12日から北米、14日からヨーロッパとオーストラリアで配信された。これに合わせ、「うごメモはてな」を展開する株式会社はてなでも同サービスを国際化。はてな広報ブログにて、国際化の裏舞台が公開されている。
任天堂のDSiで利用できる無料DSiWare「うごくメモ帳」が「Flipnote Studio」として、北米で12日から、ヨーロッパとオーストラリアで14日から配信が始まった。
これに合わせて「うごくメモ帳」対応のPC向けWebサービス「うごメモはてな」を展開する株式会社はてなでも、同サービスを「Flipnote Hatena」として国際化し、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語に対応した。この国際化の裏舞台が、はてな広報ブログで公開されている。
国際化にあたっては、物心両面から2つの成功要因があった。まず「インターナショナル・リエゾン」として入社したアメリカ人社員Aaron Berman氏(id:aaron)の存在だ。Aaron氏は自ら英語版の翻訳を手掛けるとともに、ほかの4か国語の契約翻訳者の中心となり多言語化を進めた。
もう1つの面では、多言語化をサポートする翻訳システム「Hatena::Translator」の独自開発があった。Hatena::Translatorでは、うごメモはてな内に存在するテキストをピックアップして翻訳し、テスト環境に即座に反映できる。いきなり翻訳に取り掛かるのではなく、まず翻訳システムを整備して翻訳作業の効率化を目指したという点は、Webサービス企業であるはてならしい取り組みと言えるだろう。
【関連リンク】
・Flipnote Hatena
・国際化を果たした「うごメモ」の世界での盛り上がりと自社開発翻訳システム「Hatena::Translator」
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