はじめに
前回と今回の2回にわたって、Windows Azureにおけるストレージ環境である、Windows Azure Storageについて扱っています。
前回の前編では、Windows Azure Storageの概要について説明し、サンプルのローカル環境での実行と、クラウド上に配置する際の手順まで説明しました。後編となる今回は、REST APIの使い方を含めた具体的なコードの説明を行います。
対象読者
- Windows Azureに初めて触れる方
- Visual Studio 2008利用者
- Windows Azure Storageに初めて触れる方
- Windows Azure StorageへRESTでアクセスしたい方
必要な環境
シリーズ第1回、第2回を参考にして、Windows Azureの開発環境のインストール、そしてクラウド環境に配置するために必要なAzure Services Developer Portalのアカウント作成とトークン取得を行ってください。
前回のおさらい
サンプルとして、REST APIを使用してWindows Azure Storageにアクセスするシンプルな画像共有アプリケーションを作成します。
機能としては、画像ファイルのアップロード、一覧表示があります。画像ファイルをアップロードする際に、タイトルも併せて入力します。画像ファイルをブロブとして、タイトル情報をブロブのメタデータとして、ブロブストレージに登録します。
前回の記事で、サンプルのローカル環境での実行と、クラウド上に配置する際の手順まで説明しました。これから、サンプルの具体的なコードについて説明します。