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モバゲータウンのオープン・プラットフォームを半年で実現したエンジニアに聞く!
DeNAにたくさんいる「すごいエンジニア」とは?

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2010/03/10 14:00

 人気企業で働くエンジニアのホンネに迫るこのコーナー。DeNAシリーズ第2回は、モバゲータウンのオープンプラットフォーム化という一大プロジェクトに、入社直後にたった一人で立ち向かった木村秀夫さんです。Perl言語のコミュニティで著名な木村さんは、現在はマネージャーとして活躍しつつも、「一生コードを書き続けていたい」という根っからのプログラマー。エンジニアとしての仕事への向き合い方などからは、同じ技術に携わる人にとっても気づかされることが多いはずです(本記事は、【転職サイトgreen】からの転載です)。

プロフィール

木村秀夫(きむら・ひでお)さん
株式会社 ディー・エヌ・エー(DeNA) ポータル事業本部 システム部

システムエンジニアとしてキャリアをスタートし、個人事業主となりWebサービスの提供等を行なっていたが、2009年7月にDeNAに入社。当時、モバゲータウンのオープンプラットフォーム化の方針が決まったばかりで、同氏は入社直後から、たった半年という期限つきのプロジェクトにアサインされる。その抜擢は、同氏が以前からPerl言語のコミュニティで活動をしていたのが評価されてのことだった。

オープン化プロジェクトにたった一人で挑戦。OpenSocialをモバイルに適用

――モバゲータウンのオープン化が決まった直後に転職してこられたそうですね。プロジェクトはどのように進みましたか。

 2009年の7月に入社し、翌月にはオープン化のプロジェクトにアサインされていました。仕様決めから始まり、9月には体制が固まって、その後は怒濤の日々でした。競合他社が1年半かけたものを、当社は5ヶ月で、しかも当初は入社直後の私一人でしたので、今となってはよくやれたと思います。

 私がアサインされたのは、かねてからPerl言語のコミュニティで発信をしており、多少名前を知られていたからのようです。実際の開発には、スクラッチからやらねばならない苦労がありましたが、同時に前例などにひきずられることなく、好きな技術を使えるチャンスでもあり、チャレンジできたのがとても面白かったです。

 大規模なアクセスが予想されたので、特に負荷分散やシステムのチューニングは緊張しましたね。 仕様は、Google社の提供するOpenSocialに則って行なったのですが、これはそもそもPCの世界での技術が中心であり、モバイルに適用した前例が余りありませんでした。このため、当社も今後はイニシアチブを取り、日本のモバイルでの仕様を OpenSocialコミュニティに対して提言することも可能になるのではと期待しています。

 そういう意味でも、今回のオープンプラットフォーム化は、ユーザ、パートナー、エンジニアの三者に価値を提供できる面白い仕事だったと感じています。ユーザには新しいコンテンツの楽しみを、パートナーには新規のビジネスの場を、エンジニアにはOpenSocialの規格への関与をといった形で。

一生コードを書いていたい

――まさに最先端の仕事をされていますが、今、注目していることや、今後やってみたいことはありますか。

 色々ありますが、特に気になっているのはiPhoneです。自分の作ったものを世界の人に使ってもらえるというマーケットの面白さ、デバイスとしての面白さ、そして 開発言語そのものの魅力があると思います。

 今後のモバゲーに関しては、OpenSocialの仕様変更を促して、パートナーに負担をかけない仕組みを作っていきたいと思います。これからより多くのパートナーに参加してもらい、サイトが盛り上がっていくのに際して、それは必須だと思っています。また個人的には、一生コードを書いていたいですね。「プログラムを書かないマネージャーはない」というのが持論で、やはり技術に常に触れていないと説得力も伴いませんから。

 当社では、そういった気持ちもちゃんと汲んでくれます。ただし、きちんとマネジメントをこなして、納期を守ってという条件付きですが。(次ページへ続く)



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  • CAREERzine編集部 (キャリアジンヘンシュウブ )

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