ノルウェーのOpera Softwareは2日、Webブラウザ「Opera 10.50」を正式リリースした。Windows向けで、日本語を含む42言語をサポートしている。
Opera 10.50の最大の特徴は速度で、JavaScriptエンジン「Carakan(チャラカン)」、グラフィクスライブラリー「Vega」、レンダリングエンジン「Presto 2.5」を搭載し、Webページの表示時間を大幅に短縮。Operaでは「地球上で最速のブラウザ(The world's fastest browser)」と謳っている。
機能面ではWeb標準サポートが強化され、HTML5のビデオやオーディオ、CSS3のボックスシャドー、トランスフォームなどをサポート。また、HTML5 APIにおいても、メディアエレメンツのサポートが追加された。
そのほか、ブラウザの外観もよりシンプルになり、デフォルトではメニューバーが省略され、ブックマークや履歴とともに左上のOperaメニューボタンにまとめられている。
従来からのOperaの特徴である空白ページでのスピードダイヤルや、タブを拡大またはマウスオーバーした時のサムネイル表示といったユーザーインターフェース、Unite共有機能やメールクライアントを含んだパネル、ブックマークを共有する「Opera Link」などは今回も引き継がれている。
Opera 10.50は、昨年12月にプレアルファ版が公開され、2月11日からベータテストが行われていた。2月25日にはMac向けベータ版も公開されており、今後はLinux向けも提供される予定。
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・Opera プレスリリース
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