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ComponentZine(ComponentOne)

サイズ変更可能な複数のフレームを持った.NETアプリケーションの作成

ComponentOne Studio Enterprise 2010JのSizer for Windows Formsコンポーネントを使ったアプリケーションの作成

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GUIの作成

 このプログラムでは、フォームにC1Sizerコンポーネントを配置して1行3列のグリッドを作成し、「TreeView」「RichTextBox」「PictureBox」の3つのコントロールを配置して、境界線を移動できるように設定します(Form1)。また、画像の著作権を表示するためのメニューを1つ設定します(Form2)。

Form1のGUIレイアウト
Form1のGUIレイアウト
Form2のGUIレイアウト
Form2のGUIレイアウト

各プロパティの設定

 それぞれのフォームとプロパティの設定は下記の表のとおりです。

Form1
コントロール プロパティ 設定値
TreeView Nodes (画像参照)
RichTextBox ReadOnly True
PictureBox SizeMode StretchImage
ToolStripMenuItem Text 雪割草カタログについて(A)
  Alignment Right
Form2
コントロール プロパティ 設定値
Label Text (画像参照)
  BorderStyle Fixed3D
Button Text OK

 RichTextBoxコントロールは説明文の表示に使用するので、ReadOnlyプロパティをTrueにし、読み出し専用に設定します。なお、C1Sizerコンポーネントの設定については後述します。TreeViewコントロールのNodesプロパティの設定は、下図を参照ください。

TreeNodeエディタでの設定
TreeNodeエディタでの設定

C1Sizerコンポーネントの設定

 では、フォームをデザインしていきます。

  1. フォームにMenuStripコントロールを配置し、写真の著作権を表示するメニューを設定します。
  2. 次に、フォームにC1Sizerコンポーネントを配置します。Dockプロパティを「Fill」に設定して、フォーム全体に広げます。
  3. C1Sizerコンポーネントのスマートタグをクリックし、[グリッドの編集]を選択して、「C1Sizerグリッドエディタ」を起動させます。
  4. 「列」タブを選択して[追加]ボタンをクリックし、C1Sizerコンポーネントに3列のグリッドを作成します。
  5. 各列の「IsSplitter」プロパティを「True」にします。これで、グリッドの各列の境界線がドラッグ可能になります。
    3列のグリッドを作成し、「IsSplitter」プロパティを「True」にする
    3列のグリッドを作成し、「IsSplitter」プロパティを「True」にする
  6. 列の左から順番に「TreeView」「RichTextBox」「PictureBox」の3つのコントロールをドラッグ&ドロップします。各コントロールは、それぞれの列に自動的にドッキングします。
  7. 各コントロールのプロパティを設定します。C1Sizerコンポーネントは、たったこれだけの設定で使うことができます。
  8. 著作権表示用のフォーム「Form2」は、ラベルとボタンで作成するだけです。

次のページ
説明文と画像の表示処理

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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