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正式リリースされたWindows Azureの力

ASP.NET MVCによるWindows Azureアプリケーション開発

正式リリースされたWindows Azureの力(4)

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開発環境での実行

 それでは、サンプルを開発環境で実行してみましょう。

 ソリューションをビルドし、[CloudService1]クラウドサービスプロジェクトを開始します。

 まず、ローカル仮想環境のDevelopment FabricとDevelopment Storageがタスクトレイ上で起動します。しばらくすると、既定のブラウザが起動し、先ほどの図2のような入力ページ表示されます。タイトルを入力し画像ファイルを選択して、[アップロード]ボタンをクリックしてみてください。図3のような結果ページが表示されれば、アップロードは成功です。

クラウド環境への配置

 最後に、サンプルをクラウド環境のWindows Azureに配置してみましょう。

 そのためには、Windows Azure Platformのいずれかのプランを購入方法しておく必要があります。各プランの解説や購入方法については、本連載の第1回を参照してください。

 クラウド環境への配置方法については、第2回や第3回のサンプルの場合と同様なので、第2回の「クラウド環境での実行」の部分を参考にしてください。

 さらに、本稿執筆時点で最新のWindows Azure Tools for Microsoft Visual Studio 1.2 (2010年6月)では、新機能として、ソリューションエクスプローラーで [発行] をクリックするだけで、Visual Studioから直接サービスをクラウド環境に配置することが可能になりました。この場合は、クライアント証明書の登録が必要となります。Visual Studioからの配置については、「[Azure]Windows AzureアプリケーションをVisual Studioからデプロイするには?[3.5、4、C#、VB] - @IT」を参照してください。

まとめ

 今回は、ASP.NET MVCによるWindows Azureアプリケーション開発の方法について取り上げました。Visual Studioを使用するなら、通常のASP.NET MVCによるWebアプリケーション開発と同様の仕方で、簡単にWindows Azureアプリケーションを開発できることがご理解いただけたことと思います。

 次回は、FastCGIを使用したPHPによるWindows Azureプログラミングについて取り上げる予定です。お楽しみに。

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 広瀬 嘉久(株式会社ジェイテックジャパン)(ヒロセ ヨシヒサ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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