アドビシステムズは18日、電子文書ソリューションの最新版「Adobe Acrobat X」(アドビ アクロバット テン)および「Adobe Reader X」「Adobe Acrobat X Suite」の提供開始を発表した。
新機能の「アクションウィザード」によってPDF文書の作成プロセスを簡素化できるようになった他、複数のファイルを1つのPDFファイルにまとめて扱える「PDFポートフォリオ」のデザイン性が拡張された。Microsoft SharePointとの連係機能も強化され、PDFファイルをAcrobat内から直接チェックイン、チェックアウトして共有文書をレビューできるようになった。
今回からAdobe Photoshopなどのデジタルコンテンツ編集製品を同梱した「Adobe Acrobat X Suite」が新しく製品ラインナップに追加されている。
無償のPDF閲覧ツール「Adobe Reader X」では、付箋のようにコメントを記入できる「ノート注釈ツール」、強調表示するための「ハイライトツール」が利用できるようになり、Android、Windows Phone 7、Blackberry Tablet OSといった携帯端末向けのAdobe Reader Xも提供されるようになった。
また、オンラインサービスのAcrobat.com上でファイルのやり取りを可能にする無償の新サービス「Adobe SendNow」の開始も発表した。
アドビストアでの価格はAdobe Acrobat X Standardの通常版が36,540円、アップグレード版が19,110円。Adobe Acrobat X Proの通常版が57,540円、アップグレード版が25,410円。Adobe Acrobat X Suiteの通常版が151,200円(すべて税込)。
提供開始日は、Acrobat X ProおよびStandard日本語版のダウンロード版が11月15日、ライセンス版が11月16日、パッケージ版が12月1日から。Acrobat X Suite 日本語版はダウンロード版およびライセンス版が11月24日、パッケージ版が12月10日から。Adobe Reader X 日本語版が11月15日からとなっている。
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