アドビシステムズ株式会社は9月13日、Flash技術に基づいたリッチインターネットアプリケーション構築のための新しい開発環境を提供する製品群「Adobe Flex 2 日本語版」の提供開始を発表した。
アドビシステムズ株式会社(以下、アドビ)は9月13日、Flash技術に基づいたリッチインターネットアプリケーションを構築する新しい開発環境「Adobe Flex 2」の日本語版の提供を、Adobe Master SolutionReseller、Adobe Advanced Dealerの各社、ならびにアドビストアを通して開始したことを発表した。
同製品群は、2006年6月29日に発表された、リッチで革新的な次世代Webアプリケーション開発を可能とするツールセット。標準規格に準拠した言語とプログラミングモデルに加え、Eclipseベースの開発環境を提供することで、開発生産性の向上を実現できる。また、ツールセットの一部を無償で提供しているため、開発者は最小限の初期費用でリッチインターネットアプリケーションの開発することも可能としている。
アドビでは9月25日より、デベロッパーがリッチで表現力に富んだWebアプリケーションの迅速な構築を可能とする、サポートプログラム「Adobe Enterprise Developer Program」を開始する予定。このプログラムは年額200,000円(参考価格)で、Flex 2 SDKやFlex Data Services 2 Expressといった無償のソフトウェアを含むFlex 2製品の使用に関するサポートを、インシデント数無制限でアドビのサポート部門が対応してくれるという。
また、同社は2011年までに、全世界で100万人、日本では10万人のFlex開発者を獲得する計画を進めるため、製品トレーニング環境の整備や、パートナー支援を積極的に行っている。具体的には、Adobe Flex 2の習熟を促進するため、Adobe Solution Partnersを通じて、パートナー向けのワークショップや、無償での製品トレーニングを展開していく。その一環として、パートナー企業によるFlex 2の有償トレーニングコースが年内を目処に開設される予定としている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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