もう一つの操作手順
ここまでの手順は、単体テストを新しくデバッグ実行するためのものでした。次は単体テストの実行、失敗、その後のデバッグ実行をもう少しテンポよく行っていく手順を覚えましょう。
ここでは、単体テストを普通に実行して、テストが失敗した状態から話を始めることにします。単体テストを作成して、実行する手順は前回の実装済みテストからテストメソッドを作成するを参考にしてください。この手順に従って、テストを実施し、失敗した状態が図5です。
ここでは、Addに失敗するという新しいテストを作成して、テストが失敗している様子がテスト結果ウィンドウに表示されています。次にデバッグ実行を行いながら、エラー箇所を特定したいので、ブレークポイントを設定します。最後に先ほど表示されたテスト結果ウィンドウで図6のように[デバッグ]メニューを選択すると、失敗したテストをデバッグ実行で開始することができます。
これで、テストの実行、失敗、デバッグ実行という流れが先ほどよりも少しスムーズに行うことができるようになります。
補足や注意事項
以上で単体テストをデバッグ実行する準備をして実行するところまでを見てきましたが、何点か補足と注意事項を確認しておきましょう。
まず、テストビューウィンドウですが、このウィンドウに表示されるテストメソッドの一覧は必ずしもソリューションに含まれるすべてのテストメソッドが表示されているわけではありません。最後にビルドを行って成功したときに含まれていたテストメソッドだけが表示されています。前回のビルドからテストメソッドに変更が加わっていると図7にあるようにテストが変更されたことがテストビューウィンドウ上で通知されます。
この場合は、テストビューウィンドウメニューにある[最新の情報に更新]を選択して、ビルドの実行とテストビューウィンドウの更新を行うことで最新の一覧を表示させることができます。
次に、デバッグ実行を開始する際に図8のような警告ダイアログが表示される場合があります。
これは、テストの設定にコードカバレッジを取得するという設定が入っている場合に表示されます。デバッグ実行ではコードカバレッジを取得することはできないので表示されていますが、このまま[OK]を選択してしまって問題ありません。Visual Studioが自動的に通常実行の際にはコードカバレッジを取得し、デバッグ実行の際にはコードカバレッジの取得を無効化するということを行ってくれます。




