ヤマハは8日、歌声合成ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」の新バージョン「VOCALOID3」を発表した。
新バージョンでは、音楽制作者向けにさらに高品質な歌声合成音と使いやすい楽曲制作環境を実装したほか、独自の拡張機能「VOCALOID Job Plugin」を追加。歌声の表情付けの自動化など、編集機能を拡張することができる。
開発者向けには、ライセンスを結んだ法人・個人に対し「VOCALOID Job Plugin」の仕様や、合成エンジンのAPIを公開。新たな歌声合成アプリケーションや、ユーザー独自の拡張プラグインの開発を可能にした。また、合成エンジン自体のライセンスも開始し、例えばPC上でのゲームアプリなどで、歌声合成機能を使用することも可能となる。
なお、今回から楽曲制作ソフトウェアと歌声ライブラリが別々に販売されるようになり、ユーザーは一つの基本ソフトウェアを使いまわせるようになった。
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