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GcStylePlusコンポーネントで統一感あるUIを作成しよう

~PlusPakによる外観拡張機能を活用する~

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2012/02/24 14:00
目次

コードからStylePlusを制御

 StylePlusコンポーネントで設定するスタイルは、コードからも制御可能です。通常はスタイルエディタで設定した方が生産性は高いと思いますが、例えば各種データの状態やログインした人の好みで状態に対するプロパティ値を設定したい場合などにコードからの設定機能が役に立ちます。

 StylePlusコンポーネントをコードから使う場合、プロジェクトにDLLの参照設定やライセンスファイルの追加が必要です。手動で参照設定と追加を行う方法もありますが、一番簡単なのはStylePlusコンポーネントをフォームに配置して自動的に参照設定とライセンスファイルの追加を行った後、StylePlusコンポーネントを削除する方法です。

 この操作によりそのプロジェクトのすべてのフォームでコードによるStylePlusのスタイル設定が可能になります。

プロジェクトへのライセンスファイル設定
プロジェクトへのライセンスファイル設定
リスト 1 フォーカス取得中の背景色変更コード例
Imports GrapeCity.Win.Components

Public Class CZ120204_Form

    Private GcStylePlus1 As New GcStylePlus

    Private Sub CZ120204_Form_Load(sender As Object,
                                   e As System.EventArgs) Handles Me.Load
        Dim aStyle As New ThemeStateStyle
        aStyle.BackColor = Color.Lime
        For Each cnt As Control In Me.Controls
            If TypeOf cnt Is TextBox Then
                GcStylePlus1.SetActiveStyle(cnt, aStyle)
            End If
        Next
    End Sub
End Class
実行例
実行例

 今回のサンプルではフォームにあるテキストボックスのBackColorに対してフォーカスがある時だけLimeにしています。コードで設定できる状態やプロパティはスタイルエディタで設定できる状態とプロパティと同じものになるので、この他にも無効な状態やマウス通過時のプロパティ値をコードで設定することも可能です。

設定できるプロパティ値
プロパティ 状態
SetActiveStyle フォーカスを持っている状態
SetDisableStyle 無効な状態
SetHoverStyle マウスが通過中の状態
SetPressedStyle マウスが押された状態

まとめ

 StylePlusコンポーネントを使えば、WindowsフォームアプリのUIを少ない手間で見やすくすることが可能です。また、複数プロジェクトにまたがっていても一気に変更ができるので「見てもらって感想をフィードバックして良くする」というプロセスの際も、気軽に変更ができます。さらに一歩進めて、Personalizationを行って各人の好みや見やすさなどを反映できるように設計すれば、費用対効果の高い提案が可能となるかもしれません。

 ぜひ「標準だから」で済ませず、毎日使っていただくアプリだからこそ、ユーザーが疲れず気持ちよく、できれば楽しく使ってもらえるように考えてみませんか。さまざまな理由から、WPFを利用できない状況でも、WPFでなければ実現できないと単純に諦めず、StylePlusを駆使してWindowsフォームでも実現できるよう、挑戦してみてください。



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連載:現役エンジニア直伝! 「現場」で使えるコンポーネント活用術(PlusPak)

著者プロフィール

  • 初音玲(ハツネアキラ)

     国内SIerのSEでパッケージ製品開発を主に行っており、最近は、空間認識や音声認識などを応用した製品を手掛けています。  個人的には、仕事の内容をさらに拡張したHoloLensなどのMRを中心に活動しています。  Microsoft MVP for Windows Development...

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