XcodeへのコンバートとMac上での実行
作成したアプリケーションをiOS上で実行できるようにするために、Xcodeへのコンバートを行います。
- アプリケーションが実行されている場合は終了し、最初に設定した IDEメニューの[ツール]-[Xcode Export]を選択し、Xcodeへの変換を実行します。
- 先程保存した際に作成したxcodeTestフォルダ内にxcodeフォルダが生成され、そのフォルダ内にXcodeにコンバートされたファイルが格納されます(図17)。

- 次にMac側にコンバートしたファイル一式をコピーするのですが、その際、xcodeTestフォルダごとコピーしてください。Xcodeにコンバートしたファイルだけではなく、Delphiで作成したファイルも必要となるためです。
ここでは USBを使用してファイルをコピーするので、xcodeTestフォルダを zipで圧縮して USBにコピーします。WindowsとMacの両方からアクセスできる共用フォルダがある場合は、Delphiで作成したファイルを共用フォルダ上に保存すると手間が省けます。
- Mac上でコピーしたzipファイルを解凍し、xcodeフォルダ下にある 「Project1.xcodeproj」(図18)をダブルクリックするとXcodeが起動します(図19)。


- Xcode上で、開いたプロジェクトをそのままビルドし、実行し、iOSのシミュレータ上で動作を確認します(図20)。

あとは実際のiPhone側に作成したアプリを転送するだけです。
まとめ
ご覧頂いたように、Delphi XE2では、従来のWindows開発と同じような操作で、簡単にiPhone向けのアプリを作成できます。Windows開発のノウハウを活かせるようになれば、スマートフォン向けの開発を専門で行ってこなかった開発者にも、スマートフォン向けアプリを開発する門戸が開かれます。特に、「ビジネス向けアプリケーションをモバイルでも」という要求に応えるのに役立ちそうです。
近年のモバイル向け開発の需要に対応するべく、エンバカデロでは、Delphiに加えてRadPHP(PHP向けビジュアル開発環境)でも、スマートフォン向け開発機能を提供しており、積極的なモバイルサポートの展開を開始しています。こうした情報は、「Delphi / RAD Studioでスマートフォン開発」を特集したページなどで案内しています。
