空間の取り扱いが強化
SQL Server 2012の空間機能はデータ型のデータ範囲の拡大とメソッド追加がされました。さらに、空間インデックスが改善され、性能強化されています。
球体を表すgeography型の改善
球体を表すgeography型は、SQL Server 2008 R2までは半球を表すデータ型でした。SQL Server 2012では、地球全体の大きさに対応しました。geography型のメソッドに地理学的多角形を割り当てられるようになりました。
空間インデックス改善による性能改善
新しい空間インデックスヒントSPATIAL_WINDOW_MAX_CELLSが追加され、空間インデックスを使用するクエリのパフォーマンスを微調整するのに役立ちます。空間データの密度に応じて、空間インデックスヒントを設定することで、クエリ性能を改善することができます。
まとめ
統計的セマンティック検索は、既存のフルテキスト検索の機能強化版的な位置づけで、統計的に文意を解釈し、類似・関連をスコア付します。類似・関連ドキュメント検索などを容易に実現できる機能です。新たに追加された14個の関数は、コーディングをより簡潔にすることを目的としており細部の使い勝手が向上しています。空間インデックス機能の改善でデータ表現の幅が強化されています。
参照ドキュメント
- MSDNライブラリ: 統計的セマンティック検索
- MSDNライブラリ: EOMONTH
- MSDNライブラリ: CHOOSE
- MSDNライブラリ: IIF