C1Sliderコントロールの概要
「Slider for ASP.NET Wijmo」のC1Sliderコントロールは、定義済みの範囲内で値を選択するためのシンプルでなじみのある操作性を提供する入力コントロールです。
C1Sliderコントロールには、キーボードやマウスホイールのサポートなど、充実した組み込みのアクセス機能が含まれています。
C1Sliderコントロールは、以下のような機能を備えています。
垂直および水平方向の向き
スライダは、ページ上で水平または垂直方向に表示できます。デフォルトでは水平方向で配置されます。
インクリメント・デクリメントボタンと範囲スライダ
1ステップごとの操作には、インクリメント・デクリメントを、値よりも範囲が必要な場面で、範囲スライダを使用して数値を入力できます。ハンドルごとに初期値を設定できます。
スライダの動作範囲はMax/Minプロパティで設定し、つまみボタンの位置はValueプロパティい格納されます。
また、インクリメント・デクリメントボタンによる値の変化量は、Stepプロパティで設定します。
堅牢なクライアント側オブジェクトモデル
スライダには、堅牢なクライアント側オブジェクトモデルが含まれています。この環境では、サーバー側プロパティの大部分がクライアント側で設定でき、クライアント側イベントはプロパティウィンドウで記述されます。この機能により、サーバーにポストバックしなくても、C1Sliderのプロパティやメソッドにアクセスできます。
アニメーション
組み込みのアニメーション遷移オプションにより、スライダコントロールでアニメーション効果の遷移方法をカスタマイズできます。スライダトラックがクリックされたときのつまみの動き方を変更できます。デフォルトでは、スライダはスムーズで直線的な遷移効果を伴って移動します。
テーマ
スマートタグをクリックして、6種類のプレミアムテーマ(Arctic、Midnight、Aristo、Rocket、Cobalt、およびSterling)のいずれかを選択して外観を変更します。オプションとして、jQuery UIからThemeRollerを使用してカスタマイズしたテーマを作成します。
CSSのサポート
CSS(Cascading Style Sheet)のスタイルを使用して、カスタムスキンを定義します。
C1Sliderコントロールの構成要素
C1Sliderコントロールは、いくつかの異なる要素で構成されています。C1Sliderコントロールには、選択領域を表示するトラック、トラック上で移動可能なつまみボタン、およびトラック上のつまみを動かせる〈インクリメント〉ボタンと〈デクリメント〉ボタンが含まれます。
選択範囲
選択領域は、1番目のつまみボタンから2番目のつまみボタンまでの選択された範囲を目立つ色で視覚化したものです。
つまみボタン
C1Sliderコントロールには、2つのつまみボタンが含まれています。1番目の主つまみボタンと2番目のつまみボタンは値範囲の選択に使用されます。デフォルトでは、1番目のつまみボタンが表示され、2番目のつまみボタンは表示されません。つまみボタンの値はValueプロパティによって設定・取得されます。つまみボタンが2つある場合、両方の値がValuesプロパティによって設定・取得されます。
トラック
C1Sliderコントロールのトラック領域は、スライダの基礎部分です。スライダトラックは、つまみボタンが動いてValueプロパティが設定される領域です。
トラック部分がクリックされるとValueプロパティとValuesプロパティが変化します。
デクリメントボタン
スライダのValueプロパティを、Stepプロパティの値だけ減少させます。
デクリメントボタンとインクリメントボタンは、スライダトラックの両端に表示されます。
インクリメントボタン
スライダのValueプロパティをStepプロパティの値だけ増加させます。