グレープシティは、プラットフォームごとに幅広い分野のコンポーネントを数多く収録したスイート製品「ComponentOne Studio」シリーズの新バージョン「ComponentOne Studio 2013J」と、jQueryウィジェット集「Wijmo Professional 2013J」を、サブスクリプション方式で5月29日に発売する。
「ComponentOne Studio」は、WindowsフォームからHTML5対応のASP.NETアプリケーション、WPFなどのプラットフォームで業務システムを効率的に開発可能なコンポーネントスイート製品で、データグリッドや帳票、チャート、各種UI部品などをバランスよく収録し、あらゆる業種のアプリケーションを短期間かつ少ない人員で開発できる。
収録コンポーネントは、いずれも豊富なプロパティやメソッドを備え、設計用に高機能GUIエディタも搭載しており、コーディング量とデザイン工数を大幅に削減する。
最新の「ComponentOne Studio 2013J」では、パッケージ販売を廃止し、サブスクリプション方式を採用した。契約期間中は、無償のバージョンアップや日本語による技術サポートを無制限に受けられる。また、パッケージ製品と比較すると、機能追加や新環境への対応、不具合修正を、これまでよりも早くする。なお、ライセンス体系が異なるだけで、コンポーネントのクラス構造や機能の変更はなく、上位互換を維持している。
「Wijmo Professional 2013J」は、jQuery UIにはない、高機能ウィジェット集で、日本語による技術サポートや日本語ドキュメントといったサポートサービスをあわせて提供するため、企業レベルのシステム開発でも安心して使える。また、「ComponentOne Studio 2013J」と同様に、サブスクリプション方式を採用している。
製品ラインアップは、「ComponentOne Studio for WinForms 2013J」「ComponentOne Studio for ASP.NET Wijmo 2013J」「ComponentOne Studio for WPF 2013J」「ComponentOne Studio for Silverlight 2013J」「ComponentOne Studio Enterprise 2013J」「ComponentOne Studio Ultimate 2013J」「Wijmo Professional 2013J」の、計7種類を用意する。
サブスクリプション版では、1ユーザーライセンスで3台までのマシンに製品をインストールして使用可能になる。コンポーネントはすべてダウンロード提供し、グレープシティのWebサイト内に設置する登録ユーザー専用ページで、登録製品のライセンス状況を確認できる。
ファイルバージョンの管理は、新たに提供する「C1 Live」というツールを使用する。インストールされているアセンブリのファイルバージョンと最新ファイルバージョンの確認、アセンブリごとのダウンロードとインストールが可能で、以前のファイルバージョンに戻す機能も備えている。
ユーザーライセンス価格は、「Enterprise」でサブスクリプションイニシャル(初回費用)が157500円、更新料は初回費用の40%。なお、Webアプリケーションを開発する場合は、別途コアサーバライセンスが必要になる。
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